食欲をコントロールするホルモンとは? ホルモンコントロールで過食を止める

2015.03.20

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ダイエットに成功したのにリバウンドしちゃった人、すでに脂肪がたっぷりついて食欲が抑えられない人、実はこれらは全部ホルモンのコントロールによって起こる現象かもしれません。カロリーばかりにとらわれず、健康的な食事や生活をするためにも、ホルモンコントロールで痩せ体質にしていきませんか? どうしてたくさん食べちゃうんだろう?――この要因が分かればダイエットにも励みやすくなるかもしれません。


2つのホルモンが関わっている

食欲が抑えられない一つの原因は2つのホルモンが関わっている可能があります。一つはレプチンというホルモンです。レプチンは脂肪細胞から分泌され、それが満腹中枢を刺激するので、食欲が抑えられます。
そしてもう一つはグレリンです。グレリンは胃から分泌され、脳にある食欲中枢を刺激し食欲が出てきます。この二つのホルモンが正常に働いていれば、お腹が空けばグレリンが分泌され、お腹がいっぱいになればレプチンが分泌されるので、満腹感が得られるようになります。

脂肪細胞から分泌するレプチン?

レプチンのホルモンは脂肪細胞から分泌されるので、もちろん体に脂肪はなくてはホルモンが分泌されません。しかし脂肪が多いからと言ってレプチンの分泌が多くなるというわけでもないようです。脂肪細胞と体脂肪は違うものととらえた方が良いかもしれません。実は体脂肪が多いとこのレプチンの反応が悪くなってしまい、逆に脂肪が多い人ほど食欲が抑えられない体質になってしまうようです。

あとちょっと我慢すればリバウンドもなくなる

リバウンドの原因は、少しでも体重が減ったり体のサイズがダウンしたからと言って、ドカ食いをしてしまうことにあります。決してドカ食いは体には良くなく、さらにホルモンへも悪い影響を与えます。
ダイエットをすると体脂肪も減ってくるので、レプチンの分泌も良くなるはずでは? と思いますよね。しかし、体脂肪がいきなり減ってもレプチンの分泌がすぐに良くなるわけではありません。レプチンの反応が良くなるまでに多少誤差が生まれるため、少しするとその反応が現れてきます。少し体重が減ったからと言って安心しないようにしなければ、レプチンの反応を受けることができません。ドカ食いにならなければ大丈夫なので、たまにご褒美としてスイーツや好きな物を食べて、異常な食欲にならないように気を付けましょう。

グレリンとレプチンと上手に付き合う

グレリンの分泌を減らせば食欲を抑え、さらにレプチンを増やせば少しの量でも食事に満足感が生まれやすくなります。こうすることでドカ食いがしたい衝動にかられたり、いくら食べても満腹にならないといったダイエットに陥りやすい症状も抑えられます。
このグレリンとレプチンと上手に付き合うためには、ホルモンのバランスを崩しにくい生活を送る必要があります。まず一番大事なのは睡眠です。睡眠時間が少ないと食欲を増やすグレリンの分泌が盛んになります。逆に食欲を制御するレプチンの分泌が減ってしまうので、睡眠時間が少ない人ほど食欲のコントロールができない状態になってしまいます。そして、なによりも体脂肪を減らすのがレプチンの分泌を増やすのに最適です。ダイエットを行う上でも脂肪になりやすい食事を避け、リバウンドしないようにドカ食いを避けて体脂肪を減らしていきましょう。

2015.03.20

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記事を書いたのはこの人

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Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。