食欲が止まらない!! その意外な原因とは何でしょうか?
もう十分に食べてお腹もいっぱいなはずなのに、どういうわけか食欲が止まらない……ということはありませんか? じつは生理的なことだけでなく、心理的食欲に大きな影響を与えることがあるのです。今回はちょっと意外な、食欲が止まらないその原因についてまとめてみました。
原因1:先行き不透明な暗いニュースや話題をテレビで見る
“ながら食べ”をするとついつい必要以上に食べ過ぎてしまうと言われていますが、たとえば、ニュースで不景気など暗い話題ばかり話されるのを見ていると、人は食欲を抑えきれず食べ過ぎてしまう傾向にあると言います。これは“これから厳しい時代がやってくるぞ”という気持ちを引き起こし、人々の生存本能を刺激するようです。そのため、“今のうちにたくさん食べて、来るべき時に備えなくては”という気分にさせるのです。こんなときは、高カロリーなものに手を伸ばしがちなので、気をつけて。お食事時にはやはり、テレビやデバイスはいったん電源を切って、食べることに集中するほうが望ましいみたいです。
原因2:甘い誘惑に負けて、お菓子に手を伸ばし、罪悪感をおぼえる
ビスケットやチョコレート、甘い誘惑に負けて1つ食べると、また次へと手が伸びてしまいませんか? その直後、「しまった、これで終わりにしなきゃ」と密かに罪悪感を覚えつつももう止まらない……このメカニズムにはなかなか逆らえません。なぜなら、この罪悪感そのものがある種の“快感”となり、次から次へと食べたくなるよう作用してしまうからなのです。こんなときは無理に止めようとすると、ストレスになって、いつかドカ食いにはしってしまうことも考えられます。そんなときはもう、罪悪感を覚えず、好きなだけ食べてしまったほうがいいみたい。
原因3:スマホやタブレットの“ブルーライト”を見つめている
スマホ、パソコン、タブレットを長時間使用している人はご注意。これらのモニターから発せられるブルーライトが食欲を刺激する作用がある、ということを科学者たちは指摘しています。ノースウエスタン大学の調査では、夜と翌日にそれぞれ3時間ブルーライトを浴びたグループは、そうでないグループに比べ食欲レベルが高まっていたことが判明しています。この食欲アップ効果はたとえ今食べたばっかりであっても数時間は持続するそうなので、実際には空腹ではなくても、お腹が空いたと感じることがあるかもしれません。その理由としては、自然光とはちがいブルーライトは体内時計を乱し、食欲のサイクルにも影響を与えていることが考えられます。できれば、夕食以降はなるべくブルーライトを浴びないようにし、体をお休みモードへと自然に導いていくようにしましょう。
いかがでしょうか、じつは意外なことが私たちの食欲を大きくコントロールしていることがあるということが分かると思います。最近なんか食べ過ぎてるなあと感じている方は、一度こうした原因がないかたしかめてみましょう。
参考記事(海外サイト):The surprising reasons you just can't stop eating: From taking hay fever pills to getting up early and listening to gloomy bulletins on the news