カロリー計算の罠 食事の調整行為が太る原因に
ダイエット中はカロリーを気にして、ローカロリーのものや、食事の量を控えたりしていませんか? そんな行為をしなくても、しっかりとカロリーのあるものを食べて、美味しいと感じることができれば、健康的な心と、美しい体系も手に入れられます。
カロリーって実際なんなのか?
カロリーはエネルギーのことです。100キロカロリーのエネルギーがあれば、30分ほど歩ける、というような、ガソリンのような存在。もちろん体重や筋肉量により、必要なカロリーは人それぞれ変わってきます。そのため、体内にカロリーがなくなると、消費するものがなくなってしまいますよね。代わりに筋肉をエネルギーとしてしまうので、筋肉が消耗し、疲れやすくなったり、体が危険を察知して、エネルギーを溜め込むよう、消費能力を抑えて、省エネ体質になるというわけです。
カロリー計算しても無駄?
いくらカロリーを計算しても、お昼にケーキで400kcal、これでおしまい。としてしまっては、体にとってはエネルギーを補給できても、ミネラルやビタミンが補給されず、血や筋肉、骨などに栄養がいきわたりません。こうなると、体がどんどん老いてきてしまいます。400 kcalのケーキと、400 kcalのお肉を食べるのでは、体内での消費の仕方がまったく違ってきます。ケーキはそのまま、エネルギーとして消費できなければ脂肪となりますが、お肉はエネルギーや血、筋肉、骨へと栄養を与えるので、太りにくくなります。
ケーキやお菓子をご飯代わりにし、次の食事を控えるなど調整行為を行っていても、しっかりご飯やお魚、お肉、野菜などを取らなければ、同じカロリーを取っていてもどのみち太りやすい体質になってしまいます。
一気にとりすぎると危険な糖分
糖分を毎日せっせと取りすぎたり、一食にたっくさんの糖分を取るとどうなるか、わかりますか? そのメカニズムは、糖分を取ることでインスリンが大量に分泌します。最近よく聞くインスリンですが、そのインスリンの働きって実際何なのかご存知でしょうか? インスリンは体に脂肪を蓄える働きをしています。脂肪を蓄えることで、いざエネルギーが必要なときのために、その脂肪を体内に留めておくのです。そのため、大量にインスリンを引き起こすような糖分の取り方をする行為は、一気に体内に脂肪を蓄えることと同じです。さらに、一度蓄えたエネルギーを消費しないままだと、そのまま体の脂肪、お肉になります。なので、消費できない量の糖分を一気にとると、脂肪になりやすくなってしまうんですよ。
たまには娯楽として楽しむ
しかし、たまにはケーキやお菓子を食べたくなりますよね。もちろん、甘いお菓子はストレスを軽減してくれるので、女性にとってはなくてはならない存在だと思います。その場合は、とにかく一気に食べ過ぎないこと。たまに400 kcalくらいのケーキをまるっと1個食べても、1日2日経てば、エネルギーとして消費してくれます。また、間食をしたからといって、次の食事の調整を行わないこと。栄養の足りない体を作ると、消費能力も衰えてしまうので、気をつけてください。ただ、ケーキを食べるにしても、間食をとるにしても、一気に糖分を取りすぎなければ大丈夫です。
飲み物は糖分の入っていないお茶やハーブティーなど、合わせて飲んでみてくださいね。