甘いものや油っぽいものが無性に食べたいとおきはミネラル不足が原因!?
なんだか無性に甘いもの、油ものが食べたくなるときがありませんか? どうしても甘いもの、油ものなどの特定したものが食べたくなる衝動は、ミネラルが不足しているかも知れません。それぞれ食べたいものによってミネラルを補給すると、そんな衝動を抑えることが可能かもしれません。
ミネラルの種類はたくさんある
ミネラルといっても、その種類はたくさんあります。ミネラルといって思いつくのはどんなものでしょうか? 主なミネラルは、カルシウム、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、リン、塩素、硫黄などです。その他、女性にとって必要なミネラルもたくさんあります。鉄や亜鉛、銅など、さまざまなミネラルがありますが、後者のミネラルは、一日に少量摂取すればOKなものばかりです。
どれも大事なミネラルたち
それぞれのミネラルは、体内でそれぞれの働きをしてくれます。たとえば野菜にたくさん含まれるカリウムは血圧の上昇を抑制し、利尿作用があるので、体内の余分な塩分などを排出する働きがあります。カルシウムは歯や骨などを作ってくれ、さらにエネルギーとなるミネラルです。生理中などに積極的に摂取したい亜鉛の働きは、生殖機能を高めてホルモンを活性化させてくれるので、PMSの症状を和らげる効果が期待できます。
このように、どれをとっても必要なミネラルたちですが、それぞれいろいろな食べ物に含まれているので、いろいろな食べ物を摂取すると、バランスよくミネラルを摂取できるようになります。
ミネラル不足で食欲が出てきちゃう
ミネラルが不足すると、脂肪を燃やす機能や筋肉を作る機能が低下してきてしまいます。たとえば糖の代謝を高めてくれるクロムというミネラル。クロムは血糖値を下げるインスリンと結合し、体内に取り込まれる糖質を体内に栄養として取り込むことができます。そのクロムが不足すると、インスリンの作用が体内でうまく働きません。そのため血糖値が下がらずさらにインスリンがどんどん分泌され続け、血糖値のレベルがどんどん引き上がり、その結果食欲が出てきちゃう、ということになるのです。
甘いものが食べたいとき
塩分不足が続いてくると、体が酸性に傾き、甘いものが食べたくなる衝動がでてきまう。さらに食欲低下で、ついついご飯よりも手軽なパンやクッキーなどの小麦製品や、アイスなどの甘いものを食べてしまい、悪循環に。実際に必要なものはナトリウムです。ナトリウムは塩に含まれているミネラルです。人間の血液や体液はこのナトリウムの濃度が一定に保たれる必要があり、そのバランスが崩れると、甘いものが食べたい欲求が増えるなどの症状の引き金になります。
油っぽいものが食べたいとき
高カロリーなジャンクフードや油たっぷりのポテトチップス、ナッツなどの油っぽいものが食べたいときは、カリウム不足かもしれません。やたら食べ過ぎてしまうのも症状のひとつです。さらに油っぽいものは塩分も多いので、さらに体がむくみやすく、体内に塩分を排出するカリウムが必要になってきます。
また、塩分ではなく、甘さと油の混ざったチョコや生クリームがほしいときは、マグネシウムが不足しているかもしれません。PMSの症状とも似ていますが、生理前はマグネシウムが不足しがちになるので、ホルモンバランスにも気をつけて、十分なミネラル摂取を心がけてくださいね。