揚げ物や油っぽいものが大好きな人必見! どうして脂肪分の高いものほど美味しく感じ、ついつい食べ過ぎてしまうのでしょう?
ポテトチップス、唐揚げ……、揚げ物やこってりしたものが大好きという人は多いはず。脂肪分が高ければ、ダイエットの大敵だと分かっていてもどうしてこうも止められないのでしょう?? それにはれっきとした理由があるのです! 脂肪分が多いものほど美味しくて、その分ついつい食べ過ぎてしまう、それにはこんな理由があるからなのです。
脂肪分+塩分=美味しさ倍増のゴールデンコンビだから
脂肪分と塩分が組み合わさると、とっても美味しく感じる、ますます食べたくなる。そんな相乗効果があるのです。たとえば、ファーストフード店のポテトチップス、塩気が多いなと感じつつも、食べだしたら止まらなくなると言う経験が誰にでもあるはずです。この組み合わせは味覚を“麻痺”する作用があるため、食べれば食べるほど、味に敏感になり、味を楽しむためにますます食べる必要を感じるといういわば悪循環に陥ります。味覚を狂わすこのコンビ、食べ過ぎの大きな原因のひとつでもあります。
柔らかくて、咀嚼しやすい、食べやすさが罠に……。
かつての日本の食生活には、小魚や玄米などよく噛んで食べるべきものがたくさんありました。よく噛むことで、あごを鍛え、また少ない食べ物でも満足感を得る効果があったのです。しかし現代の食生活には、やわらかくて簡単に飲み込める食べ物(つまり脂肪分が多く含まれているもの)が溢れています。噛む必要がないので、口から胃へ流し込むように食べる、そんな悪習慣が食べ過ぎを招くのです。
脂肪分+糖分=最高のストレス解消になるから
熱々揚げたてのシナモンドーナッツ、あるいはバターをふんだんに使ったチョコチップクッキー、どちらも大きな誘惑ですよね。それも当然のこと、脂肪分と糖分が組み合わされば、ストレス解消に大きな効果があることが判ってきているのです。その誘惑はあまりにも強く、脳に“空腹シグナル”を盛んに送るようになります。それと同時に、食べて満足するレベルも引き上げるので、一度手を出したら止まらない、どんどん食べ続けたくなる気持ちになるのも無理はありません。この誘惑に打ち克つためには、満腹感を得やすいタンパク質をたくさんとること。卵、ナッツ類、あるいはヨーグルトなどもおすすめです。
なるほどこれだけの理由があれば、食べだしたらつい止まらなくなるのも納得ですね。誘惑に負ける前にキケンを感じ取り、ヘルシースナックやチューイングガムなど何かほかのもので気持ちを紛らわすことを覚えておきましょう。