ダイエットのプロたちが語る!!多くの人が陥りがちなミスの数々
肥満大国オーストラリアではダイエットプログラムも多彩で、ダイエットを指導するプロもたくさんいます。そんな彼らがダイエッターたちをみて思うことは“驚くほど多くの人がみな似たり寄ったりなミスを犯している”ということだそうです。
じつは私たちも知らないうちにそんな落とし穴にはまっているかもしれません。そこでプロたちが指摘する、多くの人たちが陥りがちなミスについてまとめてみました。
ミス1:カロリー計算ばかり気にしすぎている
カロリー計算にやっきになって、とにかく摂取カロリーを減らせば痩せられると考えているようですが、精密な生化学反応が複雑に行われている人体ではそうシンプルにはいきません。またおなじ100カロリーでも、その人の体質や新陳代謝レベル、遺伝などにより、200カロリー相当にも50カロリー相当にもなるので一概にはできないのです。
カロリー計算に夢中になるよりもデトックスを心がけ、腸内をクリーンに保ち、栄養素を体内に効率よく取り入れることを重視してください。
ミス2:お腹がすいているのでなく、感情的な理由(ストレス、不安感など)で食べていることに気づいていない
現代人の多くが、“みんながおやつを食べているから”、“映画をみるならポップコーンでも食べながら、、”というふうに実際お腹が空いているわけでもないのに食べ物に手を伸ばしています。またストレスや不安感からなにか食べずにはいられない、という人も…。なにかを食べようとするとき、それは本当に必要なのか、それとも単にストレスを紛らわすために食べようとしているのか、ときどき考えてみましょう。
ミス3:極端なダイエットに走って、自分の体をいじめている
極度に食事制限をすると、体はこれを飢饉の前触れと察知し、新陳代謝をスローダウンさせエネルギーを蓄えようとします。これは長い進化の過程で獲得した、生物として生き残るための戦略でもあるのです。こうなると、本来健康的に痩せるために必要な運動をするための体力さえ奪ってしまい、いつもお腹は空いているし、気分は優れないという結果になり、ダイエットとしても逆効果。
ダイエットを決心したからといって、急激に何もかも変えてしまうのではなく、数ヶ月単位でゆっくり少しずつ食生活を改善し、適度な運動をして痩せやすい体質を作っていくことが肝心です。
ミス4:少量の食事を1日に5回とる
1日3食とるよりも少ない分量の食事を1日5回とるほうが、一度に大食いすることがないので痩せやすいという説を信じている人もいます。しかし、これではインシュリンの分泌がかえって上がってしまい、体内に余分な脂肪を蓄えることにつながってしまいます。
むしろ1日3食をきちんとしっかり食べ、体に的確な空腹シグナルを出して、蓄えられた脂肪を燃焼させるようにするべき。食事と食事の間、どうしても空腹感を覚えたら、香りを楽しめるハーブティーを飲んでみましょう。そのゆたかな香りで空腹感が抑えられ、食事の時間まで待つのが楽になります。