栄養学エキスパートにきくポッコリお腹の改善法
食事には気をつけているし、体だってそこそこ動かしている、でもなんかお腹まわりがぽっこり、なんてお悩みをかかえている人、けっこういるのではないでしょうか?そんな悩める女子たちの参考となりそうなアドバイスをご紹介しましょう。
オーストラリアに住むメラニー・パイクさん(31)は、まさにこんな悩みをもったひとり、あるときまるで妊婦のようなぽっこりお腹になってびっくりしたといいます。
メラニーさんの日常的な食事の一例
朝食:全麦トースト、低脂肪牛乳入りのコーヒー
午前中のスナック:リンゴ
昼食:全麦サラダサンドイッチ、フルーツジュース
午後のスナック:チーズ、クラッカー
夕食:脂肪分少なめのステーキ少々、グリーンサラダ(バルサミコ酢ドレッシング)、赤ワイングラス2杯
メラニーさんの日常的な運動:ジムでバイクセッションを週に3回
運動もしていて、食生活でもお菓子やジャンクフードは食べていない、という模範的な例のようですが、どこに問題があるのでしょうか。栄養学の博士号をもつジョアンナ・プライス先生のアドバイスは以下のとおりです。
アドバイス ①
ぽっこりお腹の原因はいろいろあるので、一概にいえませんが、まず考えられるのは、よく咀嚼しないで、食べものをすぐに飲み込んでしまっていること。食事中はゆっくり落ち着いて、よく噛んで食べるようにしましょう。
アドバイス ②
食べるペースが早いとついつい過食になりがちです。よく噛んで食べることと、腹八分目でストップすることを意識してください。
アドバイス ③
それでもぽっこりお腹がなおらないようなら、腸内のバクテリアの働きが不活発なのかもしれません。栄養の偏った食事、抗生物質、ストレスなどが腸内のバクテリアに悪影響を与えると、本来の働きを損なってしまうことがあり、ぽっこりお腹もそうした症状のひとつと考えられます。ヤクルトやナチュラルヨーグルトなどを食べるようにして、腸内バクテリアのバランスを元に戻すことを心がけましょう。
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アドバイス ④
ヘルシーな脂肪をとることを恐れないで。朝のトーストに、アボカドやスモークサーモンをプラスすることで、より栄養バランスのとれた食事にすることができます。昼食にも、鶏肉、脂肪分の少ない赤身の肉、卵や魚を足してみて。
アドバイス ⑤
アルコールは数日に1回程度におさえましょう、また市販のフルーツジュースには余計なカロリーが含まれていることもあるので、フルーツそのものとして食べるようにするとよいでしょう。
食事内容や運動、ダイエットには表面的なことでは分からない落とし穴がたくさんあります。
ぽっこりお腹が気になってしまうという人、プライス先生のアドバイスをぜひ心に留めておくようにしてみてください。