オシャレでカワイイ!話題の靴ブランド“Sellenatela?”のデザイナー姉妹にインタビュー!

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渡辺早織

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2013.05.04.Sat

こんにちは、渡辺早織(@w_saori)です。

今月のインタビューは、仲良しのスタイリストさんにたまたま連れて行ってもらった展示会で、一目惚れした靴のブランドSellenatela?

洗練されたデザインと日本人らしい奥ゆかしさを兼ね備えているその靴に、良い意味での違和感を覚え、一目見て魅了されてしまいました。
もっとこの靴のことを知りたいと、今回突撃インタビューです!

また、その靴を作っているのは2人の姉妹。


姉の榎本もえさんは天真爛漫でバイタリティのある女性(写真左)。
一方妹のIKUEさんは落ち着きがあり海外留学もこなす知的派(写真右)。

そんな相反する2人がデザインする靴だからこそ、今まで出会ったことがない新しい喜びを与えてくれるのです。
また、2人ともトークがものすごく面白くて終始笑いっぱなしだったので、2人のパーソナリティにも是非注目してください!

それではインタビュースタート!

このブランドをはじめたきっかけは?

榎本もえさん(以下 もえ):好きなことを仕事にしたくて、靴が好きだったっていうのが一番の理由。
でも、最初から靴をデザインしようと思っていたわけではないの。外語の専門学校を卒業した後にOLをしてみたけど、OLの仕事があまり好きじゃなくて。毎日同じ場所・時間に出社して、自分のやった仕事は上司に「ありがとう」も言われなかったり、自分がやっていることの存在意義みたいなものが分からなくて。「榎本さんだから託す仕事だよ」とか言われるようなことをしたいなって思ったんだよね。
だけどその時点ではまだ自分が何をしたいのか分からなくて、自分のやりたいことを見つけるために時間が欲しかったから21歳から勉強して4年制の大学にはいったの。それで自分の好きなことを片っ端からノートに書いて上から順番に試していって・・・

―最初から“デザイナー”としての道を見続けてきたわけではないもえさん。

それでは実際にデザイナーを志したのは?

もえ:最初はインテリアとか空間デザイナーや建築家になりたいと思って、すぐに塾を探したりしたんだけど数学が苦手で図面がかけないことに気づいて(笑)。
他にもフラワーアレンジメントや旅館の女将さんとかもなりたかったんだけど、どれも最終的には違って、それでノートをみたら「靴」って書いてあって。それで「靴、いいかも!」って思ってすぐにIKUEさんのお部屋にいって「ねーねー靴作らない?」って軽いのりで誘ってみたの。

IKUEさん(以下 IKUE):私は逆に小さい頃から好きなものややりたいことがはっきりしていて、中学生くらいから「何かを表現する人になりたい」って言っていて。高校生の時にダンスをやったり、ファッションデザイナーを目指している子とファッションショーやったり。その後、美術系にいきたいと思って芸術系の大学に入ってグラフィックデザインを勉強しはじめて。
でも、入ってみたらセンスの良い子とか絵がうまい子なんていくらでもいて、特に私の研究室はデザイナーというより作家を目指す子が多くて自分とは違ったから、実は大学4年間悶々としていて。
そのときにもえさんが「靴つくろうって言うからおもしろそうだなぁと思ってはじめることになったの。
最初はまだ何も分からないから文化祭のりというかプレゼンノートを書いて、一年後にはお店つくって・・なんて考えていたくらいで(笑)。クオリティも文化祭のりで今見ると恥ずかしいくらい(笑)。

最初に考えた“Sellenatela?”のコンセプトは?

もえ:「自分たちの履きたい靴が日本にはないから作ろう」ってちょっととがってたのかな(笑)。インポートだと足が痛いけど、おしゃれでカワイイ靴はインポートばっかりで、それで価格も高くて。
そしたらその半額の値段でカワイイ靴を作って履いてもらった方がいいじゃんってそう思ってたの。

IKUE:それで靴を作ってもらえる工場を探そうって、その日からもえさん色々な工場に電話しはじめてたよね。
でも私はどこかで、「もえさんは続かないんじゃないかな」って思ってて。

もえ:そうそう!いつもポンポンポンポン色々なこと言ってみんなを驚かせてきたから(笑)。
父親にも「本当にお前は何になりたいんだ」って言われてたんだよね(笑)。
それで、色々な工場に電話したんだけど学生だったし電話じゃ全然相手にしてもらえないから、もうそのまま行っちゃえって思って、浅草に靴の工場を探しに直接行ったりしてたの。
靴箱を見たら飛び込みで営業したりして。それで1つの工場にすごく怒る社長がいて・・・。

―浅草の工場との出会い。

それはどんな工場だったの?

もえ:その社長に「甘い!!」って怒鳴られ・・・。わたしワンワン泣いちゃったの。
服装も白いワンピースにヒールで行ってたから「服装からなってない!」って怒られてさらに泣いて・・最後はもうスッピンくらいになって帰っていったんだよね(笑)。
それで帰ってみてその社長に怒られた理由はなんだったんだろうって考えて、「絵が下手だったのかな?」って思った私は描き直してまたその工場に行ったの。
そしたらその社長はあんなにワンワン泣いてた子がまた来るなんて思わなかったみたいで、「また来たの!?」ってすごくびっくりしてて(笑)。
それでめげずに行っては怒られ行っては怒られを繰り返すうちに、工場が忙しそうだったからちょっと手伝いだしたのがインターンシップの始まり。それで1年半インターンシップをそこですることになったの。

―ひょんな出会いでインターンシップをすることになった工場。

その後はどのような展開だったのでしょうか?

もえ:そう、本当に出会いだったんだなって思って。それでインターンシップの間もずっと怒られてはいたんだけどすごく愛のある社長で、厳しいところはあるんだけど、下町の浅草の職人さんっていう感じで。江戸っ子のお父さんって感じだったんだよね。私も怒られても「はい!」って元気に返事をしてたらその根性を認めてくれたみたいで1年半経ったときに社長に「サンプル作ってあげるよ」って言われて、はじめてそこで1個つくってもらったの。

(こちらがそのはじめてつくってもらった靴)

それをきっかけに靴をたくさん作って、最初は友達に買ってもらったりしていたんだけど、卸先も決まってきて、個人じゃできなくなってきたから「会社にしなきゃ」って言ったのが26歳の時。

とても素敵なお話ですね。決断してからまっすぐに突き進んできたからこそのこだわりや、工場の体験を経て感じる他の靴ブランドとは違う!というところを教えてください!

もえ:1つの靴に対して姉妹2人で意見を出し合ってデザインをするんだけど、こんなに性格もタイプも違う2人が練り込んだものができる。
やっぱり1人のデザイナーさんよりは多面的で面白い要素が入っていると思う。

IKUE:相反するものをまとめるっていうのがすごく女性的だなって思ってて、女の人って強そうに見えても実はもろかったりとか・・・二面性を持っていると思うんです。
「相反する要素を併せ持つ」っていうのがまさしくブランドのコンセプトだから、「コンテンポラリーだけどクラシック」だったり「エッヂがきいてるけどエレガント」だったり。良いバランスを作っていきたいなって思ってる。

もえ:そこはすごく意識しているところかな。素材も、1つの革だけを使うのではなく、異素材を必ず組み合わせることにこだわったり。

IKUE:そういう風に合わせていくことで色々な表情がでると思ってて、前から見た時、横から見た時、後ろから見た時に表情が違う面白い複雑さをもつ靴を作り続けたいと思う。

それでは最後に今後の展望は?

もえ:1年半も教えてもらったのが浅草の工場だったから、そこに恩返ししたいという気持ちがいつもあって、職人さんたちの本当に繊細な仕事ぶりだったりとか、仕事に対する真摯な姿勢とか、そういうのって絶対に靴には出るから私たちがちゃんと伝えていきたい。
日本ではこんなに質の良い靴を作ってるんだってことを最終的には世界に広げていくのが私たちの目標。だから日本で作ることにこだわり続けていきたい。
キッズやメンズの靴も展開したいなぁ。

IKUE:日本人の性格が靴作りには反映されると思うから日本で作ることにこだわりたい。もともとインポートの靴に憧れて始めているのがあるけど、でも西洋のものになってはいけないというか、日本人デザイナーの良さみたいなものをいかに出していけるかがチャレンジだなと思ってる。
難しいけど、その日本らしさっていうのは、バランス感とか雰囲気なんだと思う。

渡辺:セレナテラの靴はすごく品がありますよね。日本製のこだわりのおかげなんだと思う。
派手な色を使うとチープになったりしてしまうけどどこかですごく品がある。

IKUE:そういう風に作っていきたいね。

渡辺:作れてますよ!

IKUE:やっぱり履いている人も、その靴を見た人も魅了される靴、“魅せて魅せられる靴”を作り続けたい。
ファッションは移ろいやすいものだし、感覚もすごく大切だから、その中で自分たちらしさをきちんと伝えていきたいと思ってる。

もえ:でもまずは楽しくやれてたらいいね!

希望をもって行動をする勇気をもてば夢は叶う。
2人のお話を聞いていてそんなことを思いました。
やりたいことに踏み出せずにいる人も、ポジティブな気持ちで進んでいけばきっと道は開けるはず。
すごく勇気をもらえました。

Sellenatela?の靴は現在、大手百貨店伊勢丹などで取り扱っているそうです。
もちろんインターネットからも買えるようですよ!
魅力たっぷりの姉妹とデザイン製と質の高い靴だからこそ、どんどん人も集まってくるのでしょう。
Sellenatela?の靴に出会ったら2人のことを思い出してみてくださいね!

Sellenatela?

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記事を書いたのはこの人

Written by

渡辺早織

女優、モデル
1988年1月19日生まれ 東京都出身
趣味 ジョギング、料理、旅行
★日テレ『ZIP!』レギュラー出演中!
★Calbee じゃがビーCM出演中!
★クロレッツ CM出演中!
《略歴》
第5回ミスTGCグランプリ受賞
集英社『non-no』にてノンノフレンド、ノンノ専属モデルを経て、資生堂THE GINZAイメージモデルなどをつとめる
ホンダカーズ中部CMキャラクターなど映画やCM等に多数出演
4/10(木)スタート ドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)レギュラー出演中
facebook:渡辺早織 / Watanabe Saori
ツイッター:@w_saori