2013年春夏ファッショントレンド予想~スカーフがマストアイテムに?! ~
この春夏から良く見かけるようになったスカーフアイテム。スカーフといえば、マダムやはたまたCAさんを思い浮かべ、一般の人にはあまり馴染みのないアイテムのひとつではないでしょうか?そんなスカーフが来年の春夏に一大ブレイクする可能性が出てきました!
2013年コレクションから見るスカーフのトレンド~スカーフが服に!~
日本でもセレブを中心に大人気の「D&G」。黄色にピンク、グリーンやオレンジ等、たくさんの色使いのカラフルなスカーフプリントの服ばかりが60点以上並びました。スカーフ状の四角い布をバイヤス(斜め)に配した「スカーフヘム」のスカートや、上半身に直接巻いてビスチェ風にしたデザインも登場しました。また、ヴェルサーチ2013年春夏コレクションでは、ブランドアイコンであるメデューサをプリントしたドレス等を発表しています。
どちらのブランドもスカーフを着るアイテムの“柄”として登場させ、より鮮やかで軽やかな印象を与えています。このように、来年の春夏は“スカーフ柄のアイテム”が注目されそうです。また90年代風が流行する今、形はシンプルな「ミニマル」ですが、柄は鮮やかなプリントというデザインが今のトレンドに合っているともいえます。
スカーフといえば!のあのブランドの2013年は…?
スカーフといえばシルク、そしてそのシルクのスカーフといえば、エルメスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
シルクスクリーンによる精密な柄は時代に合わせて常に変化しています。2013年春夏コレクションでは、オープニングからジオメトリック(幾何学的な)プリントが登場しました。プリントのジャケットにブラウス、ショートパンツと上下全てのアイテムをプリントにし、手にも四角いプリントスカーフの「カレ」(フランス語で四角。エルメスのスカーフの呼び名)を持たせてなびかせました。また、プリントのジャケットを素肌に着せ、首にスカーフをリング留めしてネクタイのように結んで見せる等、今トレンドのマスキュリン(男性的)なスカーフの使い方も披露しました。
モザイク柄、アロハやタヒチの南国柄、エルメスらしい伝統柄といったプリントの楽しさが満載ですが、こちらもコーディネートはシンプルで「ミニマム」です。エルメスは来春に向け、本家であるこのプリントスカーフに力を入れ始めています。
スカーフは巻くものだけではない!こんな使い方もあります!
「スカーフ=巻くもの」という考えが日本にはまだ根強く残っていますが、それだけのものではありません!実はアレンジ次第で人と差をつけられる万能おしゃれアイテムでもあります。
例えば、これは最近流行にもなっていますが、シンプルなバッグの持ち手に巻いてみる、するといつものバッグが印象を変えます。また、デニムのベルトループに通して結び、ベルト変わりにしてみる、これは来春トレンドになる予感がします。
かつてはおしゃれの定番として、誰もがしばしば身につけたシルクスカーフ。ここ数年、スカーフよりもウールやコットンのストールが台頭していただけに、今は逆に新鮮で、2013年大復活することは間違いなさそうです。シーズンレスに使えるスカーフ。今から是非チェックしてみてください。