「魅力」の科学的ルールをとことん解明

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Googirl編集部

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2010.11.08.Mon

特に美人や美男子でなくても、ほかの人よりも格段に魅力的に映る人がいる。逆に、好みのタイプなのに、全く魅力を感じない人もいる。私たちが人に感じる「魅力」は漠然としたもののように感じるが、実は、外見と性的な魅力は産まれてくる前から決まっているのだという。

魅力について、これまで様々な分野で研究が行われてきたが、その結論は「魅力的な人ほど得な人はいない」ということにつきる。

平凡な外見の人に比べると、赤ちゃんのころには虐待を受けにくく、褒められやすく、より多くの愛情を注がれる。学校では人気が高く、友人も多く、イジメを受けにくい。大人になれば多くの恋人を持ち、結婚する確立が高く、良い仕事に就くうえに、平凡な人より10パーセント近くも多い給料をもらうという。人には好印象を与え、健康的で賢く、信頼しやすく見えるため、もし政治に興味を持てば当選する確率が高い。

では、魅力的に見える人と、そうではない人との違いは何なのだろう。そして我々はどうして、特定の特徴を魅力的だと感じるのだろうか。最近の研究によると、個人が主観的に判断していると思われていた「魅力」の原点は、すべて酸化的ストレスと抗酸化物質が関係しているという。

ある調査で、女性から肉体的に魅力があると判断された男性は、酸化ストレス指数が他の男性よりも低かったことが判明。心理学者のスティーブン・ガンジスタッド博士は、「この調査結果は、酸化的ストレス指数が低い人の特徴に惹きつけられるよう、女性が進化してきたという説に当てはまります」と解説する。

また、身体的な魅力は、体が健康であることの生物学的な証拠であるという説もある。かつては健康で生殖能力の高いパートナーを選ぶことが、生存のための大きな強みになったからだ。ブロンドの髪や長い足、身長や体重など、個人の特徴について数々の研究が行われてきたが、そのほとんどは「人間は左右対称のものに魅力を感じる」という結果に終わった。

体に左右比対称な部分があるのは、子宮内にいるときに酸化的ストレスにさらされ、それに抵抗できなかった証拠であると考えられている。そのため、左右の非対称が目立つ人は頑丈ではなく、将来のパートナーとしては魅力を感じにくいと本能的に認識しているのだ。酸化ストレスには様々な原因があるが、中でも妊娠中の喫煙やウィルス感染、母方の肥満や糖尿病などが挙げられる。

ニューメキシコ大学の心理学者が18~38歳の男性を対称に、酸化ストレスの兆候を調査したところ、女性から魅力的だと評価された男性たちは、圧倒的に酸化ストレスの数値が低いという結果が出た。さらに、より対称な体を持つ男性の酸化ストレス指数が低い一方で、早産や過期産で生まれた男性は酸化ストレス指数が高かった。

ここまで読むと、「自分はもう手遅れか……」とため息が出そうだが、逆に考えれば、酸化ストレス値が低い男性と結婚し、妊娠中に酸化ストレスの原因を抑えることで、魅力的な子どもを産める可能性があるということ。美の追求は、次世代に続く……。

photo by friker Alex Dram
参考記事:The scientific rules of attraction

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