離婚の危機を乗り越えた夫婦に学ぶ! 「結婚生活を切り抜ける」思考法4つ

2017.08.16

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大好きな人と結婚したのだからずーっと幸せなはずなのに、現実はそんなに甘いものでもありません。3組に1組が離婚ともいわれているように、せっかく結婚しても別れてしまうカップルだって珍しくないのがその証しです。とはいえ離婚は最終選択。その危機を乗り越えるにはどうすればいいのでしょう?
今回は、離婚を考えるほどギリギリの状況に追いやられ、そこから立ち直った既婚者の方々に、結婚生活をうまく切り抜けるための思考法を聞いてみました。


結婚生活をうまく切り抜けるための思考法

1: 「いろいろあるけど、この人以上の相手には巡り合えないと思った」

離婚が頭をよぎっている時、「もうこの人とはやっていけない」と感情的になってしまいがち。とにかく別れてひとりになりたい、もっと他にいい人に巡り合えるかもしれない……なんて思うかもしれません。でもこの方のように、「やっぱりこの人以上の相手はあらわれない」と踏みとどまれたとしたら、素晴らしいですよね。うまくいかない時ほど、どうしてその人と結婚しようと思ったのか、決め手は何だったのかよく考えてみると、おのずと答えが出てくるのかもしれません。

2: 「男と女としての愛情はなくても、やはり子どものためには一緒にいるのがベスト」

昔から“子はかすがい”なんていわれますが、確かに夫婦の関係が悪化しても無邪気な子どもの顔を見ると、今の生活を壊したくないという思いが強くなるのは当然のような気がします。恋人同士のような恋愛感情やときめきが薄れても、我が子の父親、母親として相手を見直し、リスペクトできるようになると、また夫婦として別次元の愛情が芽生え、絆を深めてくれることもあるのではないでしょうか。

3: 「理想的な結婚生活なんてないと悟って、相手に対する期待を捨ててみた」

ライフスタイル・生活習慣・将来設計……一緒に長くいると、さまざまなことで妥協したり、現実と折り合いをつけていかなければなりません。そうなると「こんなはずじゃなかった」と不満がつもりつもって離婚したくなる衝動に駆られることがあるでしょう。
でもそんな時こそ、自分の結婚観を見直してみるべきなのかもしれません。何事も予想通りにいかないことなんて当たり前。今まで自分の勝手な夢や理想ばかり結婚生活に投影していたり、相手に押しつけていた……なんてことはないでしょうか? 毎日100点満点の生活が送れる結婚生活なんてありえないし、目指すべきではないのです。それよりも60点くらいを合格点とし現実として受け止め、そこからより良くしていく努力をしてみてはどうでしょう?
高すぎる期待感や理想は結婚生活にとっては脅威にもなりうるのです。より地に足の着いた視点で考え直してみましょう。

4: 「長い結婚生活のなかでアップダウンがあるのは当たり前、全てを1度リセットしてやりなおそうと考えた」

どんなに幸せな結婚をしていても、相手に不満やイラだちを覚える時だってあるはず。いつでも安定して相手を好きでいるのは至難の業なのです。そのことに気づき、人生を共にしようというほど長い時間一緒にいれば良い時だってあるし、悪い時だってあると思えば、一時的な感情の爆発も抑えられるかもしれません。
そして離婚を考えるほど大きな問題や試練が訪れた時は、今までのいざこざを全てゼロに戻し、リセットしようというマインドを持つことは危機を乗り越えるうえで大切だと思われます。長い人生なのだから、急がずどっしりとかまえているべき。嫌なことがあっても“リセット”ボタンで愛する人との生活を維持していくのも一つの知恵ではないでしょうか。

せっかく縁あって結婚したのだから、そう簡単に幸せを手放したり、諦めたくはないですよね。時にはケンカしたり、「私たちもうダメなのかも」なんて思うことがあるかもしれません。でもそれはどんなカップルにだって訪れる危機。そこからどう立ち直っていくか、というところにこそふたりの絆の真価が問われるのだと思います。

2017.08.16

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。