これぞ不変の真理! 現在でも十分に通用する19世紀の結婚アドバイス5か条
結婚したい人を見つけるのだって難しいのに、結婚生活を続けることはもっと難しい、というのが厳しい現実です。でも結婚したからといって、それでハッピーエンドというわけにはいきません、せっかく結婚しても離婚に至るのでは悲しいもの。結婚するからにはやはり、幸せになりたいですよね。
現在でも十分に通用する19世紀の結婚アドバイス5か条
ではどうすれば幸せな結婚生活を送れるのか……ちまたにはさまざまなアドバイスが溢れていますが、今回はちょっと変わりダネを……。19世紀に書かれた、古くても新鮮味を失わない真理を突いた結婚アドバイス5つです。
相手への愛情を怒りや憎しみよりも強いものに鍛えなさい
新婚当初はラブラブでも、長い間一緒に暮らしていると、相手の嫌な部分や不満がどんどん増えてきて、イライラしたり、険悪なムードになることだって出てきます。身近な相手だけに、遠慮容赦ない言葉を口にしたり、ときには憎悪に近い気持ちにまで発展することも……。
完璧な人なんて存在しません、誰だって欠点くらいあるのですから、そんなときこそ冷静さを取り戻すことが大切。怒りや憎しみといった感情をおさえ、結婚しようと思った相手に対する愛情を思い出し、その思いを強めるように気持ちを向けてみましょう。
妥協する賢さを学んで。破局して離婚するより、信念を曲げるほうがまだマシでしょう
どんな夫婦でも末永く一緒に暮らすためには妥協が欠かせません。お互い個性も性格も違うふたりなのですから、結婚生活に求めるニーズも異なって当たり前。でも大事なのは、それをどのようにすり合わせ、歩み寄っていくか、です。ふたりが少しずつ妥協し、譲り合ってゆけば、どんなときでも必ず道は開けていくはず。
“最悪のこと”ではなく、“最高のこと”を信じてみて
いつも順風満帆なわけにはいきません。ときには気持ちが落ち込んだり、結婚生活に自信を失ってしまうことだってあるでしょう。そうなると気持ちもどんどん悲観的になり「この先どうしよう。やっていけるんだろうか」と思い、どんどん相手に対してもネガティブにしかなれなくなってきます。そうならないためにも、悪いことではなく、いいことだけに目を向けてみましょう。
相手の短所や結婚生活の嫌だと思うことではなく、相手の素晴らしいところ、結婚してよかったと思えることこそ、目を向けるべきだし、それだけの価値があります。ネガティブ思考の塊となってしまうと、一番大切な幸せを逃してしまいますよ!!
自分の勝手な思惑や価値観だけで、相手のことを判断したり、決めつけたりしないで!
私たち人間はみな「この人はきっとこういう人なんだろうな」という勝手なイメージを他人に対して抱きがち。それはもちろん結婚相手にもあてはまります。でもそうしたイメージは自分の思い込み、先入観が反映されてバイアスのかかったものと考えておいたほうがいいでしょう。
ですから、自分の思惑と現実が違ったとき、すぐに相手をジャッジしたり、落胆したりしないで。結婚相手に対しては、その人自身の個性や人格をリスペクトする気持ちを常に忘れないことが大切です。
真の友情こそがあらゆる長続きする関係の基盤。結婚相手に選んだ人には、友人に対する礼儀と親切さをもって接するべきです
一生添い遂げるという誓いをした結婚相手、その人はあなたにとって誰よりも“ベストフレンド”であるべきです。愛し、尊敬し、ともに過ごすことを喜べる関係でなければ、結婚生活も長続きしません。友だちに対して常に、礼儀と親切さをもって接するように、結婚相手にも接してください。もちろん限りない愛情も忘れないように!
長年連れ添った夫婦だけが持つ穏やかで優しい関係は、お互いそんな“ベストフレンド”であり続けた証なのでしょう。それはなによりも幸せな関係だと思いませんか?
この結婚アドバイスは、1886年にジェーン・ウォールさんという方が書いたもので、現在でも英語圏では結婚式の誓いや朗読に使われている名アドバイスです。世の中がどんなに変わっても、この何世代にも渡って受け継がれたアドバイスの内容は変わりません。
最後は、「あなたの子ども、そして孫にも伝えてください。物事がどんなに変わっても、結婚の本質は変わらないからです」と結ばれます。どうか皆さまもこのアドバイスで幸せな結婚生活を送り、子孫たちに伝えていけますように!