「雨降って地固まる」、賢いカップルたちのケンカのお作法とは??

2016.03.29

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彼といつもハッピーで仲良くできたらいいですが、現実はいつもそうとは限りません。付き合いが長くなれば、当然価値観の違いも出てきて、すべてふたりの意見がぴったりと合うということは少ないでしょう。でも心配ご無用! むしろケンカや口論は健全な関係のためにも欠かせない要素なのです。


賢いカップルたちのケンカのお作法とは??

「雨降って地固まる」ということわざもあるように、恋人や夫婦というもっとも身近な存在だからこそ、遠慮のない正直なコミュニケーションこそが、ふたりの関係をより強固なものにするためにも不可欠。とはいえ、相手の気持ちを傷つけたくない、関係をギクシャクさせたくない……という気持ちももちろんあるでしょう。
そこで今回は、ふたりの関係をより良くするためにケンカを役立てている賢いカップルたちのお作法をまとめてみました。

彼と自分、コミュニケーションのスタイルに違いがあることを自覚する

カップルとはいえ、独立した個人のふたりなのですから、価値観やコミュニケーションのやり方に違いがあるのは当然のことです。たとえば彼の態度がすごくぶっきらぼうに見えても、彼は疲れているだけなのかもしれないし、あなたを傷つけないためにはどうすればいいかわからなくて悩んでいるサインなのかもしれません。まして男女ではコミュニケーション方法もずいぶん違ったりするものですから、その違いを自覚しましょう。
そうすればイライラしたり、感情的になるまえに、「今私はこう感じているけど、彼は違うのかもしれない」と一歩ひいた視線で眺められるようになるはずです。

沈黙を恐れない、相手が黙ったときに無理に話を続けようとしない

口論になったり、口ゲンカとなったときに、ふと訪れる沈黙。どうしても気まずい空気感が漂いますね。でも沈黙は決して悪いことではありません。相手の話をよく理解しようと考え込んでいるのかもしれないし、自分の言っていることに矛盾や欠点があったと気づいているのかもしれないのです。ですから沈黙を嫌がったり、まして「どうして黙っているの、なにか言ってよ!!」なんて相手に迫ったりするのは絶対にやめましょう。
無理に話を続けようとするのもNGです。沈黙が流れたときは、「ああいろいろ考えているんだな」と気楽に受けとめ、リラックスして待ちましょう。

「自分が正しくて、彼が悪い」、というように白黒をはっきりつけようとしない

ケンカになると誰だって、「私の言っていることが正しいのに、どうしてこの人はわかってくれないの」とイライラしてきます。でもちょっと待って、カップルとしての口論はどちらが正しいか、善悪をはっきりさせるためのものではないでしょう。お互いの思っていることや考えをより深く理解しあうためのものであるはずです。とくに「私が正しい」というときの正義感は、自分の中での理屈はあっても、相手には届きません。
相手を全否定せず、「私はこう思うけど、あなたはどうなの?」というスタンスを忘れないように。カップルふたりとしての正解はひとつではなく、いろんな選択肢があることに気づいてください。

相手への“共感力”こそカギ、相手の視点に立って問題を見つめることができる

ケンカに限らないことですが、幸せなカップルでいたいと願うなら、いつでも相手への共感を忘れないようにしましょう。共感とは思いやりとも言いかえることができます。

・ 「ああ、彼は今疲れているんだな。めんどうな話はあとにしよう」
・ 「ぶっきらぼうな彼だけど、愛情表現がヘタなだけで、ほんとうはちゃんと大事にしてくれているんだな」

と彼の立場に立ってものごとを考えてみたり、想像してみることが肝心です。そうすれば、意見が合わなくっても険悪なムードにはならないはず。「愛している」というのは、ただただ好きというだけではなく、こうした思いやりを忘れないことにあると言えます。

まとめ

いかがですか? 賢いカップルたちは、ケンカすることによって相手のことをよく知り、もっとお互いを理解しようとしています。ケンカや口論は決してネガティブなことではなく、ふたりの仲を強めるきっかけとなるのです。ですから言いたいことを我慢したりせず、どんどん相手とぶつかっていきましょう!

▽ 参考記事(海外サイト):A right old ding-dong can make your marriage STRONGER: Always bickering with your other half? Fascinating research says it's GOOD news

2016.03.29

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。