世界の名作で恋のレッスン! 恋愛偏差値をあげる最強の5冊

2016.03.24

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たかが恋愛小説、されど恋愛小説――。恋愛小説は、恋の手ほどきを教えてくれたり、臆病な背中をそっとおしてくれたり……。恋に悩む女子にはいつだって欠かせない存在。今日は中でも恋愛偏差値をあげるための名作5冊をご紹介します。


不倫古典学を学びたいなら……『源氏物語』(講談社文庫、著・瀬戸内寂聴、原著・紫式部)

日本文学最高の傑作と言われる『源氏物語』。紫式部によって描かれた平安時代の色恋沙汰は現代女性もおおいに共感できるはず。一見敷居の高そうな古典文学ですが、不倫や夜這い、女同士の嫉妬など想像以上に刺激的な内容に驚くはず。一度本を開くと、光源氏の世界にどっぷりと浸ってしまうこと間違いナシ。
古典文学は難易度がかなり高いので、瀬戸内寂聴・田辺聖子・円地文子・谷崎潤一郎・与謝野晶子など多くの小説家により翻訳された現代語訳版がオススメです。

芸術家と愛について学ぶには……『ジヴェルニーの食卓』(集英社文庫・浜田マハ)

ニューヨーク近代美術館に勤務した経験をもつ浜田マハが描いたのは、芸術家をとりまく世界。恋愛小説ではありませんが、絵画の巨匠へ向けたひそかな恋心や憧れは美しく、読み手を清らかな気分にしてくれます。
本編に登場する芸術作品はどれも名の知れたものばかりですが、筆者の情熱的で感性溢れる表現に絵画の新たな魅力を発見できるはず。美術に興味がない方にもオススメできる作品です。

純粋な気持ちを取り戻すには……『はつ恋』(新潮文庫・ツルゲーネフ)

「愛は死よりも強く死の恐怖よりも強い。人生は愛によって支えられ愛によって育まれる」という名言を残したイワン・ツルゲーネフ。そんなツルゲーネフによって描かれた『はつ恋』は淡く甘い恋などではなく、切なく重く情熱的でときに暴力的。この恋がすべてだと信じていた青春時代の心理描写を美しく再現してくれる一冊です。

男を翻弄する術を学ぶべく……『悪女について』(新潮文庫・有吉佐和子)

1983年、有吉佐和子によって執筆された「悪女について」。27人の男女が語るインタビュー式の語り口は斬新で、ページを進めていく度に主人公である富小路公子の魅力に翻弄されてしまうはず。美貌も富も手に入れた富小路公子の本性はとてもミステリアス。男性だけでなく女性をもとりこにしてしまう一冊です。

男をとりこにする女性になりたいなら……『ナナ』(新潮文庫・ゾラ)

フランスの文豪・エミール・ゾラの代表作である「ナナ」は19世紀を舞台に繰り広げられる華やかなパリの世界に生きた一人の娼婦ナナのお話。貧しい家庭環境に生まれたナナが男を翻弄しながらのしあがっていく姿はお見事の一言。ゴージャスな生活を手に入れても満足せず、男性を翻弄し続けるナナは、実在した高級娼婦、コーラ・パールをモデルとしているのだそう。さすがフランスを代表する小説家の傑作、細やかな情景描写に読み手はあっという間に第二帝政期のパリの世界へと引きずり込まれてしまうはず。

2016.03.24

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Written by Googirl編集部

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