彼とケンカになるのではなく、建設的に話しあうための6つのルール
彼とケンカしなければ、仲良しカップル?? いいえ、けっしてそうではありません。海外の恋愛・結婚カウンセラーたちも「仲のいいカップルこそ、ケンカもしている」と認めています。大切なのは、お互いをリスペクトしつつ、自分の気持ちやニーズをちゃんと伝えあうことなのです。
今回はケンカで険悪なムードにならず、「彼と建設的に話しあうための6つのルール」について、海外の恋愛エキスパート、ハイジ・ポールマンさんのアドバイスより、ご紹介したいと思います。
はじめるときは、声のトーンもソフトでやわらかめに
カップルのケンカは開始後3分間で、その後の展開が決まると言います。その決め手となるのは、声のトーン。最初からトゲトゲしく、相手を非難するような口調ではじめては、ケンカもヒートアップし、お互い険悪なムードが高まるだけ。でも最初に落ちついたソフトなトーンで口を開けば、相手も攻撃的にならず、お互い冷静に話しあえます。
相手の気持ちや意見をすなおにきこう
ケンカとなるとつい自分の言いたいことだけをまくしたててしまいがち。でもそれではコミュニケーションが成立しません。もしなにか問題があるとしたら、文句を言うばかりでなく、「あなたは、どうすればいいと思う? どう思うの?」と相手の気持ちや意見をちゃんときくようにしましょう。きき方はもちろん、皮肉めいた調子ではなく、ソフトでやさしめに。ケンカ腰とならないよう、十分注意してください。
ほんとうに言いたいと思っていることはなにか、きちんと説明する
言葉のコミュニケーションって難しいものです。自分が言ったことを、相手はつい自分の価値判断でみてしまったり、違った解釈でとらえ、理解が行き違ってしまうことは珍しくありません。まして異性同士ならなおさらと思ったほうがよいでしょう。だからこそ、自分がほんとうに言いたいことはなんなのか、しつこいくらい説明したほうが、誤解も少なくなります。女子は男子に比べ、共感力や他人の気持ちを敏感に察知することが得意ですが、相手にも同じ理解力を期待するのはキケンです。「これだけ言ったんだから、あとはわかってくれるでしょ」と思わず、彼がちゃんと理解してくれるまで、自分の気持ちを言葉で説明しましょう。
「私」という主語で、言葉をはじめるようにする
カップル間での話しあいのとき、「あなたは」とはじめると、つい相手のことを批判したり、追求するような言い方になってしまいます。だからなるべく「私は」で言葉をはじめましょう。たとえば……
✕: 「あなたはいつも仕事ばかりして、ぜんぜん私のことかまってくれないじゃない!」
◯: 「私さみしいんだよね。仕事が忙しいのはわかるけど、もっとかまってくれると嬉しい」
どうですか? センテンスの主体はあくまで「私」です。相手の行動によって、自分がどんな気持ちになっているか、それをはっきり伝えるようにすることが大切です。
ポジティブさをキープする
“言うは易く行うは難し”ですが、恋人と口論になっているときでも、ポジティブさを忘れないように心がけて。相手を傷つけるのが目的ではなく、お互いより心地よい関係でいるためにはどうすればいいか探ることが目的なはずです。気まずいムードになりかけたら、自らボケてみたり、笑いをとってみたりすることも必要、ケンカをしつつ、どこか冷静な自分も失わないようにしましょう。
さいごはあえて “水に流す”のが、大人の知恵
相手の持って生まれた性格や気質、あるいは今のタイミングでは話しあってもどうにもならないようなこともあるでしょう。そんなときはあえて“水に流す”ことも覚えましょう。それは自分の負けを認めることでも、恥ずかしいことでもありません。難しく思えることも、時が解決してくれることだっておうおうにあります。
だからこそ、「今はもう仕方ない。水に流そう」と思うことだってそう悪いことではないはずです。大人らしく、心に余裕をもって受け流す、これも立派な処世術のひとつです。