いつまで経っても理想の恋人が手に入らないのは自己受容していないから?【後編】
前編に続き、AV監督、二村ヒトシさん著の『なぜ「愛してくれない人」を好きになるのか』をもとに、後編では社会や情報がもたらす恋愛への影響に触れていきます。思わず納得してしまう内容が盛りだくさん。まさかそんなことが恋に影響していたなんて、と思う箇所も出てくるはず。さっそく見ていきましょう。
▽ 前編はコチラ
あなたの欠点が人を傷つけることはそれほどない
『あなたの欠点そのものが人を傷つけたり迷惑をかけたりしてることってじつは(あなたが思っているほどには)そんなにない』
『ほんとうは「欠点そのもの」よりもあなたが自分の欠点について抱いている劣等感や罪悪感といった自己否定の気持ちの方がはるかに他人にとって迷惑だし、しばしば人を(とくに「あなたに恋をした人」や「あなたを愛してる人」を)傷つけるのです。』
欠点を無理やりなおそうとするのは、いまだに学校教育や親からの教えを引きずっているのかもしれませんね。欠点は少しずつ小さくしていけばいいのだと思います。そこにばかり焦点を当てていると、卑屈になったり、罪悪感を抱いて、ますます男性との間に距離ができてしまうでしょう。そういった意味でも、欠点をあなたの個性の一部として受け入れ、人に迷惑をかけないように心がけるだけで十分だと言えますよ。
なぜ女性にはやるべきことが増えてしまったのか?
『別々だった「男だけの社会/女だけの社会」が「男女の社会/女だけの社会」になった。女性は両方の社会に属さなければならなくなったため「やらなければならないこと」が増えてしまったのです。』
筆者もこれは切実な問題だと思っています。いくら仕事でキャリアを築いても、結婚しなければ“いき遅れの”レッテルを貼られますし、逆に結婚して子どもを生んだとしても、共働きでなければ生活ができない夫婦もたくさんいます。女性は仕事・恋愛・結婚・子育という人生で大きなウェイトをしめるものを同時にこなさなければいけなくなったため、どこまで頑張ってもなかなか自己受容できなくなってしまったのでしょう。自己受容できないということは、愛し愛される関係を築けないことにもつながってしまいます。
未来に縛られているから幸せになれない
『どうしても女性のほうが男性より恋愛に関して、未来に縛られる傾向が強いようです。それは「彼氏がいないと、結婚できないと」みっともないと意識してしまう世間体や出産のタイムリミット等のせいなのかもしれません。』
日々、流れてくる情報には、女性にとって好ましくないものも含まれています。その影響もあり、今の自分では不十分だと思ってしまう女性も少なくないでしょう。ですが、恋愛せず仕事に生きたっていいわけですから、今の自分をもっと大事にしてあげてくださいね。未来に縛られず、今を楽しむ心を持てれば、本当に相応しい相手が目の前に現れる可能性が高まりますよ。
参考:『なぜ「愛してくれない人」を好きになるのか』/二村ヒトシ