「もうその恋を終わらせた方が良い」瞬間

付き合っている彼がいても、皆が皆一生添い遂げるわけではありません。この世には出会いもあふれていますが別れもあふれています。
筆者自身の経験、周りの女性をみていて「もうその恋は終わらせた方が良い」と感じる瞬間をあげました。


「好き」「幸せ」より「つらい」が大きい

恋愛は本来人生における幸せな時間を増やしてくれるものです。相手を思い、思われ、時間や経験を共有することは何よりの喜びです。にもかかわらず、彼と交際している期間、幸せな時間よりつらい時間のほうが長い。これは問題です。私ばかり好きなようでつらい、連絡をくれなくてつらい、不倫だからつらい、原因はいろいろあるでしょうが、総量として「幸せ」より「つらい」が大きくなったら別れどきです。
筆者は昔、ある男性とお付き合いしていたころ、お互い好きなはずが付き合い方のスタイルがあまりに違うことが日々露呈し、じれったくてつらくて多大なストレスになっていました。挙句の果てには胃痛まで引き起こし、見かねた友人が「せっかくの恋だから応援したいけど、○○ちゃんがそんな具合悪くしている様子を見たら心配でこっちまでつらい。無理しないで」と言われ、ハッとしました。自分がつらいだけでなく、友人までネガティブな気持ちにさせてまでしがみつく恋愛ってなんなんだろうと。間もなく、その彼とは話し合いの末お別れしました。

口臭、体臭、枕のにおいなど、彼の「匂い」に嫌悪感を覚える

人が発する匂いには、DNA情報がつまっているとさえいわれています。首元の匂いを心地よく感じる相手とは、遺伝子的にも相性がいいのだとか。この学説の真偽はまた別の話としても匂いはなかなか変えられません。シャワーを浴びても香水をつけても、どこかしら必ずただようものです。相手のそれが受け入れられないとなると、この先膨大な時間を共にするなんて無理。どんなにロマンチックなセリフを吐かれて、理性で「匂いはこの人のせいじゃない」と自分に言い聞かせても、生理的に苦痛になってきます。

「運命の人はこの人だ」と思う別の男性と巡り合った

今の彼に特別不満があるわけじゃない、好きじゃなくなったわけでもない……。でも「この人は運命の人だ!」というレベルの男性に巡り合ってしまったら、そしてその人のことが頭から離れないとなれば、早めにけじめをつけた方が良いでしょう。残酷なようですが、内心はその人を思いながら今の彼と愛情なくすごすのも残酷ですし、彼に隠れて別の男性と連絡をとったりこっそり会うのはルール違反です。何より、誰も幸せになりません。ここはきちんとけじめをつけて、結果新しい相手とどうなろうが潔く自分で責任をとりましょう。

恋は人生のすべてではありませんが、良い恋が人生を好転させてくれることは確かです。出会いも別れも、幸せに向かう第一歩ととらえて、しっかり踏み出せますように。

2015.04.27

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記事を書いたのはこの人

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Written by 吉原由梨(ヨシハラ ユリ)

東大法学部卒業後、外資OL、秘書職を経て、現在は都内で夫と二人暮らしのフリーライター。30代初級者。 趣味は読書、グルメ、美容と健康の研究、マッサージ巡り、人間観察etc. 自身の経験や思索、あとは好奇心の赴くまま、幅広いジャンルのコラムを書いていきます。 Twitter:@yuriyoshihara ブログ:http://yuriyoshihara.blog.jp 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子