愛するより愛されたい女と追いかけられるより追いかけたい男の本音

2015.03.20

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女子は安心できる誠実な男性を望みます。年齢に応じてドキドキ感を優先してしまう時期もありますが、将来を考えた時ドキドキ感ではなく安心感、安定感を求めるようになります。
女性は愛されたい願望が強い生き物なので、自分ばかり愛していると感じると相手に不安や不満を抱き始めるのです。
では、男性はどうでしょうか? 男性も安心できる女性を望みますが、その反面いつまでも魅力的だというオプションも付けてきます。そして追いかけられるよりも追いかけたいと思うのも男性特有の恋愛観で、男の本能的な部分なのでしょう。
今回は愛するより愛されたい女性と、追いかけられるよりも追いかけたい男性、相思相愛になれるはずなのに恋愛はなぜ難しいのか? というお話をしたいと思います。


愛するより愛されたい女性の本当

恋愛に振り回される星の元に生まれたのか? と思うくらいライフスタイルに恋愛が組み込まれている世の中の女性たち。
恋愛が上手くいっている時は、愛し愛され幸せ! と思いますが、上手くいかなくなったとき、恋愛に振り回されてしまうのは女性が多いです。そして好きっていう気持ちがつらい……なんて思いが募れば募るほど、自分の事が好きといってくれる男性の方が私を大切にしてくれるのではないか、というふうに心は傾いていくのです。
ですがそうなるまでが一番大変で、男性が「面倒くせぇ~」と思ってしまうであろう「女子あるある」が炸裂するのです。愛されたいと願うのに不安を一方的に相手にぶつけてしまったり、小さな事が気になって仕方がなかったり、どんどん心が窮屈になっていってしまう。自分ではどうにもできなくなり相手に爆発して救済を望む……という一人で恋愛をしているの? と思うほど客観的に見ることができなくなるのです。
ただ付き合い当初のようにずっと愛されたいだけなのに、なぜ追いかける側に回ってしまうのか。
その理由は、女性は“変化すること”を恐れるからだと思います。付き合い始めの二人と現在の二人を比べ、変化した部分を不安に感じる。その変化を良いと捉えるか、悪いと捉えるかで二人の関係は大きく変わっていくのに、女性はその変化をマイナスと感じるのです。
気持ちを継続するのは誰にだって難しいもの。でも女性は「いつまでも当初のように好きでいてほしい」を彼に望む結果、「愛するより愛されたい」は成立しなくなるのです。

男性が安心と好奇心という正反対を望む本音

男性が一番頑張るところ、それは彼女を捕まえたと感じるまでです。
釣った魚にエサをやらないと言うと、何様? と思ってしまいますが、釣った魚にエサはやらないが安定した「好き」をあげる、と付け足した方が合っていると思います。その思いと共に、女性に対しての好奇心はなくなることなく、魅力的な女性は追いかけたくなる気持ちも一緒に共存しているのです。
男性は体の関係を女性よりも深く考えており、女性よりもその部分は繊細にできています。好きだから触りたくなる、この気持ちが男性の恋愛観を左右する大部分です。
男性は安定した「好き」に+α魅力的だとなお嬉しいと言うのが本音で、好奇心という気持ちがいつも勝っているわけではありません。
そして変化を怖く感じる女性よりも、男性の方が恋愛の変化を柔軟に受け入れていくのです。
お付き合いが長くなると、安心を感じるのは男性も女性も同じです。ですが、その自分たちの変化に不安を持つか、受け入れるかの違いが男女の問題の引き金となるのでしょう。「私のこと好きじゃないの?」「好きだから一緒に居るんだろ!」と、よくあるこの会話も納得いきますよね。
女性は男性の思考が分からない……と言いますが、もしかしたらシンプルすぎて分からなくなっているのかもしれません。

追いかける事を本能的に望んでいるのに、追いかけられる存在になりやすい男性、そして愛されたいと願いすぎて振り回される女性。
この矛盾だらけの男女の恋愛は、向き合えば向き合うほど難しくなる。だから結婚という契約があり、妥協という何の解決にもならない言葉が恋愛の中に組み込まれているように思います。

2015.03.20

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記事を書いたのはこの人

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Written by 木村 比音(なお)

『愛』が人生のテーマ。 特技は本の世界に入り込むこと。 女の子は恋して夢みていい生き物なのです。 素敵女子目指して日々空想中。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子