始める前に要チェック! なぜ自分は「婚活をしたいのか」を考えよう

2015.03.16

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周りの結婚ラッシュがみられたり、親からのプレッシャーがあると「結婚しないとな」なんて焦る女性も多いかもしれません。最近ではSNSで頻繁に結婚式の写真や子どもの写真がアップされるし「友達はきちんと家庭を築いているのに……自分だけ取り残されている気分」などと不安に駆られてしまうこともあるかもしれません。
慌ててお見合いパーティーに足を運んだり、結婚相談所に登録することもあるのではないでしょうか。目的を見失うと目標が達成できなくなることはままあります。一度婚活を始める前に「なぜ結婚をしたいのか」について考えてみませんか?


理由1:子どもがほしいから

「女性は子どもを産める期間が限られているから」(32歳/看護)

▽ 婚活をする理由でもっとも多かったのは「子どもがほしいから」というもの。たしかに女性は子どもを産める年齢が限られていますし、慌ててしまうのも無理はありません。
とはいえ、まだ存在しない未来の子どもを自分の将来のよりどころとするのは非常に危険です。「子どもがほしい」を理由に結婚すれば、自分や相手などなんらかの事情があって子どもができなかったときに必要以上に落ち込んでしまうでしょう。また、男性も女性もパートナーのことを子どもを産むための存在としか認識できなくなる可能性もあります。子どもほしさに婚活をするのが絶対にダメというわけではありませんが、そういった可能性も踏まえて結婚について考えてみることは必要かもしれません。

理由2:寂しいから

「ひとりだと寂しいから。老後のことを考えるとひとりでいるのは不安。孤独死は嫌」(22歳/学生)

▽ 結婚は寂しさを埋めるための手段ではありません。「老後が不安」「孤独死はいや」などという声も見られますが、結婚してもなんらかの事情により亡くなってしまう場合があります。相手のことを満たされない部分を補う道具として扱っていては危険。依存してしまうことで自分自身の人生を放棄してしまう可能性もあるからです。また、誰かと一緒にいれば寂しくないなんていうのも幻想。ひとりでいる寂しさに耐えられない人が、誰かといる寂しさに耐えられるなんてどうして言えるでしょう。

理由3:勝ち組だから

「結婚しないと負け組だと思われるから。特に女性は仕事だけできていても結婚をしていないと女として幸せじゃないと思われる」(27歳/メーカー)

▽ 結婚してこそ女として勝てるという考えはとても安易です。たしかに周りの価値観に振り回されて結婚するといったパターンが多いでしょう。しかしそういう人に限って結婚後に不満が溜まります。それは「自分が想像していたような結婚生活ではないから」です。周りの決めたものさしばかりで物事をはかると、自分の軸がなくなり、相手を求めすぎてしまいます。夫婦関係は依存関係ではありません。相手が応えてくれないことに不満を持つ前に、自分ができることをしなければならないのです。

理由4:生活を変えたいから

「今の生活を変えたいから。転職するのが難しいし、結婚して会社を辞めて家庭に入って旦那様を支えたい」(31歳/IT)

▽ 養ってもらいたいから結婚したい、という考えではいずれ破滅します。玉の輿に乗ったとしても、相手の会社が倒産したりリストラにあってしまうこともあるでしょう。そんなときにも添い遂げられる相手でなければ一緒にいてもつらいだけ。また、何らかの事故によって介護をしなくてはならなくなった場合、「この人に生活を変えてもらいたい」という希望はすぐに消え去るでしょう。

2015.03.16

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記事を書いたのはこの人

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Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko