恋愛の勝ち組に入るには…“わがまま”なくらいでちょうどいい??
“幸せな恋愛をしたい!”と願うあまり、モテファッションの研究に励んだり、彼好みの女になろうと努力したり、尽くす女になってみたり……。でもそれでほんとうに幸せな恋をつかめるのでしょうか? ちょっと疑問です……。
自己主張できる女性は素敵
筆者はオーストラリア在住ですが、幸せそうな女性たちを観察してみると、まあ個性の強い、自分を主張するようなタイプが多くてびっくりします。彼女たちは自分の好きなこと、望んでいるライフスタイル、求めるパートナー像についてじつにはっきりとした考えを持ち、それをじつにピュアに一途に追求しています。そして不思議なことに、そんな彼女たちほど優しくて素敵なボーイフレンドや夫に恵まれていることが多いのです。
彼らは口を揃えて言います。
「他人の好みや世の中の考えに流されず、自分自身の個性をしっかり持っているってとても素敵だし、それこそが彼女の魅力だと思う。はっきりと意思表示せずに、男の言いなりになっている女は付き合っていてもつまらない。そりゃあ人間なんだから、好きなこと嫌いなことって当然あるはずでしょ。それを自分でしっかり分かっていて、じゃあ自分が幸せになるために必要なことは何か、どんなことか、はっきり理解していて、主張してくれる人のほうが、一緒にいて人生を楽しめるような気がする」
なるほど、とても寛大で心が広い持ち主のように聞こえますが、でもたしかにそれって核心を突いた言葉でもあるような気がしませんか? なによりも自分自身をよく理解しているからこそ、はっきりと恋愛面でもいろんな主張ができるのです。“私に必要なのは、こういうこと”というビジョンがはっきりしているほうが、何もかも相手任せな人よりブレずに幸せを追求していけるように思えます。
正直な気持ちで相手に向かえる強さ
そうやって自分の考えや「私はこんなふうに人生を送りたいの」という思いをはっきりと他人(彼氏)に伝えられる人は、それだけコミュニケーション能力が高いとも言えます。その分、意見の食い違いやケンカも増えるかもしれませんが、恋愛とはそもそもどれだけ正直な気持ちで相手に向かい合えるか、ということが大きな要素となってきます。“彼が選んだことなら、私はそれでいい”、というのは一見“尽くす女”のように見えますが、じつは大事な選択を彼という他人に丸投げしているとも言えるのです。
誰のせいにもしない強さ
もう一つのポイントは、いつもいつも彼任せでいろんなことを決めている人は、もしなにかうまくいかなくなった場合、すぐに相手のせいにしてしまいがちです。あるいは“彼のせいで、私はこんなに今惨めな思いをしている”と自分を被害者扱いして悲劇のヒロインに浸ることも……。はっきり言ってそんな女こそ、男性からも“厄介だ”と敬遠されてしまうことでしょう。
恋愛という極めて個人的な分野で、“私はこうしたい”と自分の思いを強く持ち、そして主張することは悪いことでも何でもありません。それどころか人とは違う個性を際立たせるということは、自分だけの魅力を高めることでもあるのです。自分のことをちゃんと理解してくれる男性から愛されたいと願うなら、もうすこし“わがまま”なくらいでちょうどいいのかもしれませんよ!