どうして分かり合えないの!? カップル間のコミュニケーション不足を改善する方法
「こんなに一緒にいるのに私のことちっとも分かってくれない」、「何度も言っているのに、まるで人の話を聞いていない」。そんな不満を彼氏や夫に覚える人はきっと多いはず。本来、もっとも近しい存在であるはずなのに、どうしてこうも分かり合えないことばかりなのでしょう??
そもそも男女では脳のつくりからして大いに異なるもの、コミュニケーションがうまくいかないのはある意味当然すぎることなのです。ではそれをどう乗り越え、もっと相手のことをよく知り、自分の思いもきちんと伝えていけばよいのか、心理学的アプローチからのアドバイスをまとめてみました。
“言えば分かってくれるはず”という思い込みを捨てよう
こちらが何回同じことを言っても、相手がちゃんと話を聞くつもりになっていなければこちらの思いは伝わりません。“ちゃんと言ったから分かってくれるはずなのに”と思わず、大事なことは念押しするつもりで相手にきちんと聞いてもらいましょう。たとえば外国人がカタコトの日本語で話しかけてきたら、こちらも辛抱強く相手の話を聞き、神経を集中してその言い分を理解しようとするでしょう。そしてこちらが話すときも、誤解を与えないよう、分かりやすい言い方を工夫するはずです。そんな慎重なコミュニケーションスタイルを意識してみて下さい。
言葉以外の“コミュニケーションツール”を駆使する
言葉は最も分かりやすいコミュニケーション方法ですが、それがすべてではありません。ボディランゲージ、声のトーン、表情などもじつは重要な役割を果たしているのです。どんなに丁寧に話していても、無表情だったりするととても疎遠な印象を与えます。ですから、恋人と話をするときは、スキンシップや笑顔に気をつけて、“あなたが好き”という気持ちを言葉以外でもはっきりと漂わせるように。そうすればケンカや気まずいシーンでも、悪い印象にならずに済みます。
コミュニケーションに関する男女の違いをあらかじめ知っておく
コミュニケーションに関する男女の根本的な違いを知っておくことは、誤解やよけいなイライラを抱え込まないためにも大切なことと言えるでしょう。コミュニケーションにおいて重視することが男女ではそれぞれ大きく異なります。
男が重視すること:連絡事項、問題解決、事実や客観的なデータ
女が重視すること:人間関係、感情、共感
男性はあくまで客観的な物事を話そうとしますが、女性は話し相手に“共感”をなによりも求めます。データー本位な男と感情重視な女、この違いはいつも意識しておいたほうが良いでしょう。同じ言葉でも違うニュアンスや重要度で受けとっている可能性は十分にあるわけです。
ケンカは勝ち負けじゃない、お互いが幸せを感じられるようなコミュニケーションを目指す
“相手が分かってくれない”と感じると、自分の意思を通すことに気持ちが向い、ケンカや口論に発展することに……。そうなると、大好きな彼ともっとコミュニケーションができるようにという思いは完全に吹っ飛び、ひたすら自分が“勝つ”ことを目指します。それでは口下手な彼を言い負かすことはできても、お互いモヤモヤした気持ちが残るばかり……。それでは元の子もありません。カップル間のケンカや口論は勝ち負けを競うものでもないことをしっかり自覚しておいて。