「月が綺麗だね」「私、死んでもいい…」文学系男女の愛の告白!

2014.07.31

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「好きです、付き合ってください」「ありがとう、私も好き……」そんなストレートな告白とともにお付き合いをはじめたカップルはどれくらいいるのでしょうか? シンプルな愛の告白ほど伝わりやすいものはありません。けれど、なかには少しひねった告白のほうが「いじらしくて素敵!」「ロマンチック!」なんて思う人もいるかもしれません。
そこで今回は、「わかる人にはわかる!?」読書好きな文学系男女向けの愛の告白シリーズをご紹介します。


「月が綺麗ですね」という愛の告白

夏目漱石が「I LOVE YOU(愛してる)」という英訳したとき「月が綺麗ですね」という言葉に訳したのは有名な話。「日本人は『愛してる』なんて口にしない『月が綺麗ですね』という言葉だけで気持ちは伝わるものだ」というのが理由です。日本ならではの情緒ある感性ですね。
ちなみに「月が綺麗ですね」と文学男子に言われてその意味に気付いた女子とのやりとりがインターネットで紹介されていました。

文学男子:「月が綺麗ですね。(君を愛してます)」
文学女子:「月って本当はクレーターでボコボコしてるんだよ? (私、よく見るとちっとも綺麗じゃないんだよ?)」
文学男子:「それでも僕にとって月は綺麗だ。(それでも君を愛してるよ)」
文学女子:「ありがとう…… 。私、死んでもいい」

ちなみに文学女子のラストフレーズ「私、死んでもいい」は明治の文豪「二葉亭四迷」が「I LOVE YOU」を日本語訳したときの言葉。夏目さんの言葉に二葉亭四迷で愛を返すところがとっても粋です!

「わたしのことどれくらい好き?」への返答

女性がよく恋人に聞きたがる言葉。「ねえねえ、わたしのことどれくらい好き?」。この言葉に「目がくりっとしているところかな」でも「ウエストがくびれているところ」と返してもなかなか女性は満足しません。「それだけ!?」と物足りなさを感じてしまうからです。欲を言うなれば「ぜんぶ!」と返してほしいところ。ですが、こんな文学男子にはこんな返し方もあります。

・「春の熊くらい好きだよ」
・「世界中のジャングルの虎がみんな溶けてバターになってしまうくらい好きだ」
・「山が崩れて海が干上がるくらい可愛い」

もしかするとハルキストの方々は実演したことがあるかもしれませんね。これは「わたしのことどれくらい好き?」という質問に対して返した言葉3フレーズ。村上春樹著『ノルウェイの森』からの有名な言葉です。もし文学男子の彼からそう言われたらこう返しましょう。「やれやれ」。

「しおり」を使った愛の告白

しおりを落とす(出会い編)

まずは文学男女の出会いから。電車や図書館でお互いに意識し合っている男女。「いつもいるけど、何を読んでいるんだろう?」と気になる人がいるときは、話すきっかけをつかむために近くでしおりを落としてみましょう。しおりを拾ってもらったときに、お礼とともに「いつもいますよね」という言葉からスタートすればオッケーです。
また、しおりに名前とアドレスを書いておくのもあり。帰り際に「しおり、落ちていました。じゃあ」と手渡して速やかに去り、連絡を待ちましょう。

本の貸し借り(告白編)

頻繁に本の貸し借りをしているものの、友達以上のまま、なかなか恋への展開を見せない文学系男女。そんなときは彼から借りた本にしおりを挟んでおきましょう。しおりには「好きです」と書き込みます。ロマンチックな彼なら、本を返してもらったときに「好きです」と書いた上のほうに「オレも」とか「僕も」と書き込んでいるかもしれません。対象年齢の制限はありませんが、イメージとしては制服が着れる年齢くらいでしょうか。

また、本をプレゼントするときに愛のフレーズにマーカーを引いてから渡す告白もあり。いずれにしても「そんなかゆいことできない……」なんて声が聞こえてきそうですが、直接伝えられない文学男女にはやりすぎくらいがちょうどいいはず。告白の仕方にこだわって、思い出の本をたくさん残していってくださいね!

2014.07.31

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Written by 小林リズム

91年生まれのライター/コラムニスト。 IT系メディアの広告や編集者を経てフリーライターに転身。 育児系インフルエンサーとして「ゆるい育児」に関する話題を発信中。 コラムでは婚活・ママ・子育てのジャンルをメインに執筆。 ブログ:http://kobayashike.com/ インスタグラム:https://www.instagram.com/kobayashirizumu/ note:https://note.mu/uchidareiko