大切な思いの決着のつけ方 ~失恋~

2014.06.19

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恋愛を重ねていくなかで“失恋”を経験するときもあります。
振られたから失恋、でも自分の中でまだ好きな気持ちが続いていたら、まだ可能性があるのなら諦めるには早いですよね。
今回はもう可能性が自分の中で0という場合、好きな気持ちはまだあるのに頑張れない場合のお話をしたいと思います。


自分VS自分

まだ好きなのに行動できない現状はもう諦めるしかないのかな。相手のことを考えると離れた方がいいのかな。
このような思いが出てきたということは、頭ではこれで良かったと分かっている。でも心がごねている状態です。私達は頭で理解していることが多く、でも心だけは置き去りになっておざなりになりやすいものです。離れようと意志したのなら、思う存分心を納得させていくしかありません。自分VS自分の時間制限のない長い闘いになるのは覚悟しなくてはいけません。

彼が幸せならそれでいい……

自分VS自分の対決のおかげで考えはそぎ落とされていき、思いはシンプルになっていきます。相手の幸せの形に例えば自分が入っていなかったとしても、これでよかったんだと思えたとき、また一つ進んだと思います。
後悔も全てまるっとひっくるめて納得できたなら、やっと“大切な思い”との決着がつくように思います。

筆者は思いが大きければ大きいほど、難しくもあり簡単に辿り着いてしまう考えだと思いました。人間はわがままにできているくせに、本当に大切な人にはわがままになれないのですね。だって自分よりも相手のことを考えてしまう、幸せになってほしい、でもあなたの幸せは私じゃない。なんだか書いていて涙がでそうになります。
辛い、辛い、辛い、でも相手の幸せを願える自分が唯一の救いのように思います。

私たちは大人になるにつれて心をごまかす能力を身につけます。でもこの能力は時に必要です。全て受け止めていたらきっと私たちの寿命はもっと短いものになっていたと思います。でも私たちにはごまかす能力がきかない相手、ごまかしたくない相手が存在します。世界中の皆がそんな相手とちゃんと出会え結ばれたら、きっとそこは天国ですね。

ですが誰かの幸せは誰かの悲しみの上に成り立っている。自分の悲しみが誰かの幸せになっているということ。それが大切な相手ならなおさら幸せを願いたいものです。

よく男女の別れの際に交わすお決まりのような言葉がありますよね。
「今までありがとう、あなたの幸せを願っています」。
この言葉をキレイごとに使っていいほど軽い言葉じゃないと思いました。

2014.06.19

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記事を書いたのはこの人

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Written by 木村 比音(なお)

『愛』が人生のテーマ。 特技は本の世界に入り込むこと。 女の子は恋して夢みていい生き物なのです。 素敵女子目指して日々空想中。 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子