幸せになりたいのなら、今すぐパワーストーンをはずそう!
年末年始、バレンタイン、ホワイトデー……。イベント続きのこのシーズン。「私も幸せになりたい……!」という欲求でくすぶっている方も多いのではないでしょうか? そんななか、やれるものがあるのならなんでもやろう……! とばかりにパワースポットやパワーストーン、神頼みにしがみついている人に警報です。本当にそのままでいいのでしょうか? 心から「幸せ」になりたいのなら、パワーストーンをはずすことから始めてみませんか?
自分の「幸せ」自体がわかっていない
「どうしても幸せになりたい……!」と熱心に訴える人の大多数は「幸せって、どんなふうに?」と聞いても曖昧な言葉しか返ってきません。自身の幸せがわからないため「結婚」「成功」「お金」などという幸せに見えるワードに飛びつきます。自分にとっての「幸せ」をすっとばし、一般的にキラキラして見える「幸せ」を手に入れようとする。現状の不満を環境や人、手にしていないもののせいにすることで自身と向き合うことから逃げるのです。欠けている部分は自らにあるという事実から目を背け、他者で補おうとする。自分は変わらずに、何かにすがることで得ようとする人の傾向のひとつに、パワーストーンが含まれることがあります。
「私、どうすればいいの?」答えを丸投げ
自身の「幸せ」を考えない人は、自然と他者に答えを求め、依存していくようになります。総じて他力本願なため「彼は私を幸せにできない……」と真剣に思い悩むことも。幸せは「してもらうもの」だと思い込んでいるのです。また、自分の判断力に自信を持てないことから安易に他人に答えを求めます。
「私、この仕事を続けるべきですか?」
「付き合っている彼と新しい彼、どっちを選ぶのがいいですか?」
自分の人生における選択を周囲に押し付ける依存タイプのままでは、どんな人と付き合ってもうまくいきません。重い、負担、という以上に魅力がないからです。
人任せの幸せに未来はない
自分の頭で考えず、また選択もしない人にとって何より好物なのは「持っているだけで○○」「読むだけで○○」といったラクに手に入るグッズやアイテムです。簡単にすがれるものを使ってその場限りの不安を対処し、満足するくせがついてしまっているために、なかなか現状を変えることができません。
確かに焦りや不安を刹那的にパワーストーンなどのグッズで気を紛らわせることは、最初のうちは心が救われるかもしれません。しかしそれが当たり前になってくると、次第に理想と現実との溝に苦しむことになってしまうのです。その結果、「いい人がいない」「こんな環境だから……」と何かのせいにすることで自分を保とうとする負の連鎖。幸せは目に見えず、基準もありません。そして購入したり願ったりするだけで手に入るものでもありません。
……「じゃあ私はどうすればいいの?」なんて、くれぐれも聞かないでくださいね。幸せは自分の心が満たされ、納得することです。自分に問いかけてみること以外に道はないのだということを覚えていてくださいね。