オバマ大統領も大賛辞!結婚73周年を迎えた夫婦の幸せの秘訣とは?
“一生涯連れ添う”という言葉はとても素敵ですが、その秘訣はいったい何なのでしょうか?
アメリカで結婚73周年というある夫婦が注目されていました。アーサー・ローレンス(夫)とルビー・ローレンス(妻)さん、ふたりは1941年それぞれ16歳と18歳のときに結婚、9人の子どもに恵まれています。
2010年には、オバマ大統領夫妻から結婚70周年を祝福する手紙が送られたほど。その文中には、『嬉しいときも、つらいときもお互いを支えあうあなたたちは、私たちみんなにとってのお手本です。』と綴られていました。オバマ大統領夫妻自身、夫婦対等なパートナーシップで助け合う理想的なカップルとして知られていますが、その彼らが“お手本”と呼ぶくらいなのですから、大いに気になるところです。
アーサーさんと、ルビーさんが明かす、幸せな結婚生活を送るための秘訣をご紹介します。
Q.結婚生活を送るにあたり、心がけていることは何ですか?
アーサーさん:他人の結婚生活をよく観察し、何をすべきで、何をしてはいけないのか、よく学ぶことだよ。1回結婚したら、自分自身の結婚生活になるのだからね。
ルビーさん:まずなによりも、お互いよき友だちであることね。それが結婚生活が長続きする唯一の方法よ。
Q.結婚生活が73年も続いた一番の理由はなんだと思いますか?
ルビーさん:もっとも大きな理由は、お互いを許しあうことだと思うわ。私たちには9人の子どもが生まれ、ひとりは亡くなったけど、何が起ころうと家族を守ろうといつも努力してきたわ。
Q.新婚カップルにどんなアドバイスをしようと思いますか?
ルビーさん:お互いを愛するべきだし、何があろうとベストを尽くすべきよ。自分が選んだ相手(夫/妻)への愛を維持しなくてはダメ。彼らがなにをしようと、いつも相手のことを許さなくてはいけない。忘れられないかもしれないけど、許さなくてはいけないの。
Q.現在、多くのカップルが離婚するのはどうしてだと思いますか?
ルビーさん:誰かと結婚し、誓いをしたのだから、それをしっかり守るべきよ。結婚生活がいかに困難であろうと、頑張って踏みとどまらなくては。離婚や再婚を繰り返すなんて信じられないわ。私にはひとりの夫で十分!離婚なんて一度だって考えたことありません。
Q.結婚生活のなかで学んだもっとも重要なことは何ですか?
アーサーさん:たくさんありすぎて、ひとつを選べないなあ。よき一家の大黒柱であることを学んだよ。
ルビーさん:私が学んだもっとも大切なことは、愛すること、そして許すこと。
ルビーさんは、“許す”という言葉を何度も使いました。私たちは、なにかと自分の権利ばかり主張しますが、相手を認め、許す、ということはつい忘れがちです。でも、完璧な人などどこにもいないのですから、相手を許す許容力こそ、必要なのでしょう。
参考記事:BLACK LOVE ROCKS: Meet Arthur & Ruby Lawrence 73 Years Of Marriage, The Legacy Of A Lifetime