「聞き上手」の一歩先!「読み取り上手」で人たらしになろう
適度に相槌を打ち、話題を掘り下げ、話の細部まで反応できる「聞き上手」。もちろんこれもモテますが、一歩先を行く「読み取り上手」の方が、さらに人の心を掴むみます。
「読み取り上手」は、相手が「聞いて欲しい話」や「してほしい反応」を読み取って受け答えできる。相手目線で話を聞くことができるのが、大きな魅力なんです。
自分目線でしか話を聞けない私たち
「人は自分の都合のいい話しか聞かない」ということをご存知ですか?例えば、同じ講演を聞いた場合でも、AさんとBさんでは、講演の印象や記憶に残る話が違います。普段の会話においても、私たちは「自分が気になる話だけを耳に入れている」のです。
そのため、ただ話を聞いているだけでは、相手にとっては重要な話でもうなづくだけだったり、感情の変化に気付かず相手を怒らせてしまったり、大切な話やタメになる話も聞き逃してしまうということがあるのです。
「読み取り上手」で相手目線になりきろう
「読み取り上手」とは、相手の全体から、本音を読み取り受け答えすること。自分目線ではなく相手目線になりきって会話するので、相手の本音が見えてくるのです。
1、物から、相手像を読み取る
相手の背景をある程度知っておくと、おおよその相手像が読めます。「服装やアクセサリー、職種・きょうだい構成・血液型、話し方・笑い方・ペース・選ぶ言葉」に注目してみて。身に付けているものや保有しているものには、自然と相手像がにじみ出るものです。
2、会話から、好みを読み取る
ある程度会話をすると、相手の好みが分かります「保守的か行動的、インドアかアウトドア、S(主導権握りたい・甘えられない)かM(主導権握られたい・甘えたい)」など、おおよその検討をつけておくと、相手に合わせた会話ができます。
3、仕草から、今の気持ちを読み取る
仕草には、今の気持ちがあらわれます。「前のめりか後ろのめりか、手はどこにあるか、手は開いているか閉じているか、目線はどこにあるか」を見て。
「楽しい・リラックス・つまらない」の見当が付くので、話題を変えたり、話を振ってみましょう。
4、普段と違う話し方から、重要な話題を読み取る
「話のペース、話にかける時間の長さ、声の抑揚、表情」が、普段と違う場合は要注目。その人にとって聞いて欲しい、重要な話の可能性が高いのです。
リアクションを大きめにし、話を掘り下げましょう。
5、違和感を感じる言葉から、本音を読み取る
「私は可愛くない」という女子は、「そうだよね」と言われるより、「そんなことないよ」と言われたいのが本音。このように、人の話には裏があるのは皆さんもご存知だと思います。
自虐的だったり投げやりという違和感を感じる言葉には、本音が裏にある可能性が高い。そんな時には裏を読んだ一言を言ってみて。意外と喰いつく可能性も高いです。
「読み取り上手」の技を頭に入れて実践し、男女ともに好かれる日とたらしを目指してくださいね。
ライター:宮野茉莉子証券の営業を経て、現在フリーライター&子育て中。読書、写真、旅、お酒、哲学が好き。「哲学=アート。自由▽ オリジナリティー▽ 実験的に物事を考える。」がモットー。