思っていたよりも多い!妊娠・授乳中に控えた方がいい食材
妊娠・授乳中は、摂取した成分が直接赤ちゃんに行くため、食べたり飲むのを控えた方がいいものがあります。その種類は実にたくさん。意外と知らなかったというものが多いと思います。
妊娠中
妊娠中に摂取を控えた方がいい食材は、主に「胎児に異常を与える」「子宮を収縮させ、流産しやすくなる」作用があるもの。
キンメダイ、メカジキ、鯨、マグロなど
上記の魚は、水銀濃度が高い魚。水銀は、昔は中絶のために使われていたもので、現代でも胎児の神経発達に影響が出ると言われています。食べるとしたら週に一回、少量程度に抑えましょう。
ビタミンA
ビタミンAは、とりすぎると胎児に先天性奇形を起こす可能性があるもの。うなぎ、レバーなどに多く入っています。
パセリ
ロシアでは、流産させるために食べるとまで言われている食材。料理に少々振りかけられている程度なら問題はありませんが、積極的に食べるのは控えましょう。
ハーブティー
リラックスできて一見よさそうなハーブティー。しかしハーブティーには子宮を収縮させる作用のあるものが多いのです。お腹がはるだけでなく、流産の可能性を引き起こすものも。特に注意したいのは、セージ、ローズマリー、カモミールなど。他にも実にたくさんの種類ありますので、できれば飲まないのがベター。
授乳中
授乳中に摂取を控えた方がいい食材には、「乳質を悪くし、乳腺を詰まらせる恐れのある」ものがあります。おっぱいは血液から出来ており、食べたものがダイレクトに出ます。
お餅
昔は授乳中にお餅を食べろと言われましたが、今は避けたい食材No,1。栄養過多の現代に、栄養満点なお餅を食べると、おっぱいが一気に詰まります。病院で大変痛いマッサージを受けて治療する必要が出てきますよ。お年寄りから勧められたり、お正月でもお餅はガマン。お餅からできている大福やお煎餅も、同じく控えましょう。
油分が多いもの
揚げ物や肉の脂身などの油分の多いものを食べると、おっぱいもギトギトに油っぽくなり、詰まる原因に。ギトギトのおっぱい、大人だって飲みたくないですよね。
乳製品
現代人は、乳製品のとり過ぎと言われています。元々乳製品をとる習慣のなかった日本人は消化能力が弱く、おっぱいを詰まらせる傾向にあります。特に生クリームには要注意。ケーキはやめておいたほうが良いでしょう。
カレー、キムチなど辛いもの
辛味はそのままおっぱいに出ます。甘味が好きで、辛味の苦手な赤ちゃんは、一気におっぱいを飲まなくなります。
共通して控えるべきもの
アルコール・カフェイン
アルコールを飲むと、胎児・乳児の発育に影響が出ることから、禁酒が勧められています。また、カフェインも、1日1~3杯程度ならいいのですが、とり過ぎは悪影響。カフェインは妊婦・産婦に必要不可欠な鉄分やカルシウムの吸収も妨げてしまいます。ノンアルコール、ノンカフェイン商品を選ぶようにしましょう。
薬
妊婦・産婦でも飲める薬はありますが、薬はできるだけ避けるべき。薬に頼らないよう、健康を心掛けましょう。漢方で代用できるようなら漢方薬局で相談し、どうしても飲む必要がある場合には、お医者さんに相談しましょう。
食事制限の期間は長い
妊娠は10ヶ月、授乳は短くて1年。禁酒期間は約2年ですし、授乳中はケーキも食べられないとなると、食事制限は本当に大変ですよね。
しかし食べない生活を続けていると、意外と慣れるもの。今はノンアルコール・ノンカフェイン飲料や、デザートの種類も多いので、嬉しいですよね。赤ちゃんのために食事制限を頑張れるように、今のうちに食べたいものを思いきり楽しんでおきましょう。
ライター:宮野茉莉子証券の営業を経て、現在フリーライター&子育て中。読書、写真、旅、お酒、哲学が好き。「哲学=アート。自由▽ オリジナリティー▽ 実験的に物事を考える。」
がモットー。