子どもが欲しいなら覚えておいて!愛情不足の子に起こる深刻な問題
子供をもち、子育ての本を多く読むようになって、幼少期の愛情不足が子供に深刻な影響を与えることが分かりました。今回は主な例を挙げますが、極端な行動は起こさなくても、少なからず性格に影響が出ることは他にも沢山あります。また、怖いのが「愛情不足の連鎖」。愛情不足で育ったことを自覚しない人は、自分の子にも同じことをしてしまうのです。
遠くない将来に子どもが欲しいと考えている方は、 愛情不足の子に起こる深刻な問題を知っておいて。また、自分にも思い当たるふしがないか確認を。子どもには「十分過ぎるくらいの愛情表現でちょうどいい」ことを覚えておきましょう!
性犯罪・愛情を感じることができない
男性には、愛情を感じる機能が脳にありません。では何故愛情を感じることができるのかというと、3歳までに親から愛された記憶が、愛情を感じる機能へと変化するのです。
3歳までに十分愛情を受けなかった子は、愛を愛と感じることができなくなります。ひどい場合、愛情を感じれずに思春期にさしかかると、異常な性欲を抑えることを知らずに性犯罪へと及んでしまいます。
依存症
何かに依存していないと不安な人は、小さな頃の愛情不足が原因。意外だと思うかもしれませんが、自立には十分な依存が必要不可欠。この場合の依存とは、子供が望む通りのことを親にしてもらうことを言います。子供は自分の望みに応えてもらうで、「自分は価値がある人間だという実感」と「他者への信頼感」を育みます。子供の頃親に十分依存することで、大人になって自立できるんですね。
しかし子供の頃に望みを聞かれずほっとかれると、自分の価値や他者への信頼感に自信が持てず、依存症になってしまうのです。
幸せ恐怖症
幸せ恐怖症とは、「幸せを感じるのが怖い人」。例えば幸せな状況を自らぶち壊したり、わざと1番好きなものを避けるなど。なんと女性の6割が幸せ恐怖症と言われています。
原因は、実の母親。心が満たされない母親が子育てをすると、同性である娘の幸せを嫉妬するようになります。無意識の内に娘が幸せになりそうになると不機嫌な言動をとるようになり、それを悟った娘は、自らの幸せを遠ざけようとするんですね。
セックスレス
産後なんとなくセックスレスになるカップルが多いと言われています。原因はパートナーのことを親子や兄弟姉妹のようにしか思えなくなることですが、それは距離感の癒着が引き起こしていること。
子供の頃、十分に愛情を感じることができなかった子供は、大人になるとパートナーにその愛情を求めるようになります。通常十分に愛情を受けた子は、パートナーとの距離感が他人⇔友達⇔恋人⇔家族と行ったり来たりするのもの。一方で愛情不足の子は、家族の距離感のまま癒着してしまい、パートナーを親子や兄弟姉妹としか思えなくなるんですね。
愛情は十分過ぎるほど表現すべし
自分の子には、幸せになってほしいと思うのが親ですよね。そのためには十分過ぎるほど、愛情を表現しましょう。赤ちゃんの頃は周りに「抱き癖がつくから抱かない方がいい」と言われますが、それは昔の農家の人が仕事を優先するために作った言葉なので無視してOK。また仕事との両立がはじまると、忙しさを理由に愛情表現が不足することもあると思いますが、家事よりは愛情表現を優先しましょう。
たくさん抱っこして触れ合い、目を見て話し、要望を聞き入れ、一緒に遊ぶ。「十分過ぎるくらいの愛情表現でちょうどいい」ことを、是非覚えておいてくださいね。
証券の営業を経て、現在フリーライター&子育て中。読書、写真、旅、お酒、哲学が好き。「哲学=アート。自由▽ オリジナリティー▽ 実験的に物事を考える。」がモットー。