映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』に学ぶ、英国レディ的女子力の磨き方

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Waxy

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2012.02.12.Sun

ベテラン女優メリル・ストリープの好演が話題の『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』。日本一般公開は3月16日ですが、オーストラリアではちょっと前から公開されていたのでさっそく見てきました。この映画、質の高い女を目指すなら必見の良質作品です。

映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』公式サイト

80年代、10年以上の長きにわたり英国初の女性首相を務めたマーガレット・サッチャー、やはり並の女性ではありません。でも、彼女のすごいところはそんな激務をこなしながらも、家庭を守り、2人の子どもを立派に育てあげたこと。“仕事と家庭の両立”なんて彼女には当たり前すぎる生き方でした。 そんな究極の“勝ち組女”から、わたしたちはなにを学べるでしょうか。

映画にみるマーガレット・サッチャー、彼女はこうして女子力を磨いていった。

いかなる状況、立場であろうとも、“エレガンス”を忘れない。

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彼女ほど、女性の“ルックス”が周囲に与える印象についてよく理解していたキャリアウーマンもいなかったことでしょう。一線を退いて年をとっても、髪をきれいにセットし、見苦しくない姿で人前に出ます。
彼女のファッションキーアイテムは、“ブルーのドレス”と“パールのネックレス”。パールはヨーロッパの上流子女たちには欠かせないアイテムでしたが、彼女ほどこれを自分のファッション、そしてアイデンティティの一部として上手に取り込んでいる女性も珍しいと思います。バリキャリ女子のはしりのような彼女ですが、“自分がもっともエレガンスに見える”テクニックを熟知した女性でもあったのです。

男性社会に紅一点で立ち向かってゆくブレない“強さ”をもっていた。

彼女が頭角を現してきた1970年代のイギリス政治界はまだまだ圧倒的な男性社会でした。そのなかで、リーダーまで登りつめるにはただの“お飾り”でいてはだめだったはず。彼女は強烈に自分の信念を主張し、周囲を巻き込んでいく強さをもっていました。
議論、話し合いばかりでなんの結論を出そうとしない男性議員たちに彼女がイライラすることもしばしば。『言ってほしいことがあれば、男に頼みなさい。やってほしいことがあれば、女に頼みなさい』という彼女の発言はまさにそんな気持ちを表しています。

究極のツンデレ!?外では国の宰相でも、プライベートでは夫を尊重していた。

一般的に、カップル間で女性のほうが社会的に成功してしまうと、男性のほうはひがんだり浮気にはしったりして関係が壊れやすくなります。でも、マーガレットと夫デニスは離婚することなく、デニスが死去するまで一緒でした。
まず、デニスが彼女の性格をよく知りぬいたうえで結婚したこと、マーガレット自身外では“強い女”でいても夫にはそうでない部分もみせることができたこと、そして自分がどんなに成功しても彼を夫として尊重していたこと、などがふたりが最後まで夫婦でいれた理由ではないでしょうか。
もちろん、今と違い簡単に離婚を選べるような世代ではなかったということもあるかもしれません。しかし、ふたりの間に確固たる信頼と相手への尊重がなくてはとても出来ないことだと思います。

“鉄の女”と呼ばれた彼女も20代の若い頃は、甲高い声で話す夢見がちな女子でした。そんなフツーの女の子が夫との出会い、キャリア、子育てなど多くの女性がたどる経験を積んで、イギリスの頂点まで登りつめたのです。そんな女性の一生をかいま見れるという意味でも、ぜひたくさんの方に見てもらいたい作品です。

ライター:Waxy
(C) 2011 Pathe Productions Limited. Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.

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Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。
ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。