他人との約束ばかり守ってない?自分と他人を大切にするために「自分との約束」を重視しよう
仕事、友達、恋人との約束は、律儀に守る。前もって確認までするほどの徹底ぶり。けれど、自分との約束はないがしろにしたり、後回し。なぁなぁにしておいて結局忘れた、なんてことも多い。
当てはまる・・・と思った人、そのままでは、自分のことを嫌いになったり、他人を大切にできなくなったり、自己実現できなくなる可能性が高いですよ。「自分との約束」の守り方を知りましょう。
「自分との約束」って?
私たちは日常生活を送る上で、意識的にしろ無意識的にしろ「自分との約束」を作って生活しています。「自分との約束」は、細かく分けると以下のように分類できます。
・生活に根付いた約束・・・「朝ごはんは必ず食べる」「毎日新しい靴下を履く」
・対社会的な約束・・・「お年寄りに席は譲る」「ゴミはゴミ箱に捨てる」
・対他人への約束・・・「挨拶をしっかりする」「恋人の話はじっくり聞く」
・自己実現への約束・・・「ダイエットするために運動する」「資格を取るために勉強する」
自分の「自分との約束」、いくつか思い浮かびませんか?無意識化しているものも随分多いものですよ。
「自分との約束」と「他人との約束」のバランス
「自分との約束」と「他人との約束」を天秤にかけると、「他人との約束」を優先し、「自分との約束」をないがしろにする人は多いと思います。特に仕事においては、残業があるのにエステに行くからと断ったら、仕事におけるあなたの信用度が下がりますよね。このように「他人との約束」を優先させるべき事態は、大人になるほど多くなってきます。
しかし「「他人との約束」ばかり優先させている自分は大人で偉い」という考えは、間違え。「自分との約束」をないがしろにするということは、自分を大切にできないと言うこと。バランスをとることが大切なんです。
「自分との約束」を破ることによるリスク
1、自己実現できなくなる
「自分との約束」を破る癖がつくと、まず意識下でも無意識下でも、「約束の重要性」が下がります。「約束は破ってもいいもの」と考える癖がついてしまうんですね。
そうすると例えば重要な「自分との約束」、特にダイエットや資格取得などの「自己実現への約束」を守ることができなくなり、自分に甘くなります。「食べたいから食べちゃおう」「眠いから勉強はまた後で」となり、いつまでも自己実現が叶わいままになってしまいます。
2、自分を大切にできない
「自分との約束」を破ると、自分を大切にできなくなります。「自分との約束」は守られなくて当たり前、自分なんてどうだっていいという考えが頭にチラつくようになるんですね。自分を大切にできないのと同じく、他人を大切にもできなくなります。
「自分との約束」の守り方
自分と他人を大切にするために、「自分との約束」を守りましょう。
1、「これは「自分との約束」だ」と意識する
無意識に隠れている「自分との約束」を、意識してみましょう。そうすることで、自分が守りたいことがわかり、自分が見えてきます。
2、小さな「自分との約束」を軽んじない
物事は何でも積み重ね。小さなものをバカにする人は、全体をバカにするようにします。「朝ごはんを食べる」という小さいと思われることでも大切にすること。小さな「自分との約束」を大切にできる人は、自分の時間を大切にすることができます。
3、自分を褒める
「約束する⇔褒める」を繰り返しましょう。褒められることで、約束はさらに約束として重要視されます。大きな約束であれば、買い物や旅行をご褒美にするのもいいですね。
4、週末に守られなかった約束の消化を
仕事が忙しくてエステなどの自分との約束が守られなかったら、週末に実行して、約束を流さないこと。破られた約束を後で守ることで、本来の重要性を失わずにすみます。
「自分との約束」を守れば物事はうまくいく
「自分との約束」を守れば、自分を大切にできます。自分を大切にできれば他人も大切にできるし、自己実現へと着実に向かうことができる。そのためにも、「自分との約束」を重要視して下さいね。
ライター:宮野茉莉子証券の営業を経て、現在フリーライター&子育て中。読書、写真、旅、お酒、哲学が好き。「哲学=アート。自由▽ オリジナリティー▽ 実験的に物事を考える。」がモットー。