この秋こそ、私のなかの“クリエイティビティ”を育むべき理由5つ
“芸術の秋”と言いますが、それはなにもプロの芸術家たちの作品を観賞することだけではありません。誰でもほんとうはその人自身しか出せないユニークな個性があり、自由にそれを表現していいはずです。
この秋こそ、あなたのなかにも眠っている“クリエイティビティ”(創造性)を目覚めさせてみませんか? 一見平凡な日々を送るような生活でも、“クリエイティビティ”を育むべき理由をまとめてみました。
1. 言葉にならない思いを何かを作り出すことで表現し、心のデトックスができる
自分の感情をうまく言葉で表現できたらいいのですが、全てを完璧に表現し他人ともコミュニケーションするのはほとんど不可能と言ってもいいくらい。
でも心のなかにあるモヤモヤや言葉にならないものを適度に吐き出してゆかないと、ストレスになります。絵を描く・何か作る・楽器を弾く……カタチは何であれ、言葉にならない思いを表現することは心のデトックスにもつながります。
2. 職業・収入・貯金額…表面的なことでは計り知れない自分の価値に気づける
普段の生活のなかで、私たちはお金や職業、肩書といった表面的なことで自分の価値を決めがちです。でもそれだけが正当な評価と言えるでしょうか、あなた自身の隠れた能力や才能はそういったことだけでは計れないかもしれません。直接の収入や名声に結びつかなくても、何かを生み出し作り出すプロセスは驚きや新しい発見があり、今まで自分でも気づかなかった価値に気づかせてくれるでしょう。
3. 何かをゼロから生み出すことは、大きな満足感や開放感をもたらす
何かを作ったり表現したりしているときって、心がまるで無になっているような瞬間がありませんか? 普段イライラしていることや心配事も忘れて、今やっている作業だけに意識を向ける……これは一種の瞑想状態といってもいいくらい理想的なことです。
何かを作り出してゆく喜びだけでなく、心がクリアになり大きな満足感や開放感ももたらしてくれます。
4. 何かを作り出すことで、人とつながったり仲間を増やすことができる
家でコツコツ地道に絵を描いたり、心がときめくアクセサリーを作ってみたり……でもそれだけでは終わりません。今やSNSなどで多くの人と情報を共有できる時代。同じことが好きな仲間とつながったり、自分の作品を気に入った人がいればそれを売ったりすることだってできます。
リアルな生活だけでは考えられないくらい、自分の世界を広げてくれる可能性を秘めているのです。
5. 普段は意識しない脳や感性を大いに刺激して、心の若返りになる
裁縫・クラフト・あるいは音楽……何かを作るために手先を動かすのは、脳にとってもいい刺激となります。またそのプロセスのなかでさまざまな思いや思考が生まれ、完成がより研ぎ澄まされてゆくことでしょう。こうした刺激はなによりのケアにつながり、精神の若々しさを保つうえでも大きく役立ってくれます。
いかかですか? ちょっとまえに「大人のぬりえ」がはやりましたが、これもクリエイティビティを育むいいトレーニングとなります。でも対象はなんでもいいのです。心がおもむくままに“何かを生み出したい、作り出したい”という気持ちに忠実になってみましょう。
▽ 参考雑誌(海外雑誌):『Prevantion』P72