家事しながらでもOK! ストレスに強くなる“瞑想”の上手なとり入れ方

2017.08.11

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何かとストレスフルな私たちの生活。それを暴飲暴食、ショッピングといったことで解消しようとしていませんか? でもそんなことでは健康に良くないし、お金もすぐになくなってしまいます。現代人にとって避けられない数々のストレス。これをうまく対処するためにも有効なのが瞑想だと言われています。


世界の成功者も実践してる“瞑想”

とはいえ、瞑想と聞くとなんだかハードルが高いような気がしませんか? 静かなお寺でお坊さんが修行として行っている、あるいはスピリチュアル系のディープな世界観がないとできない……。でも実際はそんなことありません。あのスティーブ・ジョブズが実践していたことでも有名なように、海外ではビジネスエグゼクティブや一流アスリートたちにも瞑想を日常に取り入れている人が多いのです。またミランダ・カーやジェシカ・アルバなどの美しきセレブリティたちも瞑想の魅力にはまっているよう。その効果はストレス解消だけでなく、集中力を高める、直感力を磨く、などじつにさまざま。ぜひ私たちもそんな瞑想を賢く活用してみましょう!

そもそも瞑想って何?

瞑想というととても高尚で難しそうな気がしますが、大事なのは自分自身に精神的な休息を与えることです。肉体の疲れは実感しやすいし、そうなったら休むこともできますよね。でも精神の疲れはなかなか自覚できないものです。とくに今やスマホで手軽に、膨大な情報にアクセスできてしまう時代。脳はそんな膨大な情報に圧倒され、オーバーヒート状態になりがち。
そうなると、感性がどんどん鈍くなったり、他人への関心が薄れたりすること……。そうなる前に瞑想をすることで、常に何かを追いかけ、ざわつきがちな心を静め、リラックスさせることが大切です。

現代的瞑想のキーワードは“マインドフル”!

瞑想によって無の境地に至る……みたいなイメージはとりあえずおいておきましょう。私たちがもっと身近にできる、現代的な瞑想とは、自分の五感を研ぎ澄まし、今自分が行っていることに集中することです。
海外では“マインドフル”という言葉が使われていますが、つまり自分のマインド(意識や精神)をフルに活用するというニュアンスと捉えて良いでしょう。ですから、家事をしながら、あるいは犬の散歩をしながらでもできるのです。それなら挑戦するハードルもずいぶん低いような気がしませんか? それだからこそ、誰でも日常生活のなかにムリなく取り入れられるのです。

具体的にはどんなふうに瞑想をしていけばいいの?

もっともシンプルなのは、自身の呼吸のリズムに意識をフォーカスさせることです。リラックスするつもりで、ゆっくり深呼吸を繰り返しながら、自分の精神が今どんな状態にあるか観察するつもりでいます。歩きながらであれば、地面に足がつく感覚、木々のあいだをわたる風の音、皮膚に感じる空気の流れ、あるいは空の雲にフォーカスしてもかまいません。そうしているあいだに、さまざまな考えや気持ちが浮かび上がってくるはずです。

“瞑想なんかしていて、他の人に変だと思われていないかしら”
“いろいろ考えないようにすればするほど、仕方ないことばかり考えてしまう”
“とりあえず瞑想してみたけど、いったいいつまで続ければいいの?”

などなど。でもそれが自然なことだし、心の中をすべて空っぽにしてしまおうとする必要はありません。ただ浮かんでくる考えを、過剰な自意識や偏見なしにありのまま受け入れ、そして時間と共に消え去っていくのを待てばいいのです。これを繰り返し続けることで、あなたなりの“瞑想タイム”が作られていきます。

私たちは何かを“する”ことばかりに価値をおいていますが、実はあえて何もしない、ボーっとするような時間も実は人間の精神状態のためにはとても大切なことなのだと思います。心にそんな余白があってこそ、新しいひらめきや直感も生まれてくるのかもしれません。
筆者はランニングや水泳など、単純な動きを繰り返すエクササイズをしているときが“瞑想タイム”になりやすいのですが、皆さんはどうでしょう? ぜひ自分にぴったりの瞑想法をマスターして、心も軽やかな日々を送れるようになりたいですね。

▽ 参考記事(海外雑誌): 『Good Health』

2017.08.11

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。