大人になってから友だち作りが難しくなったと感じる理由6つ

学生時代に比べ、大人になってから本当に気の合う友だちを見つけるのが難しくなったと感じることはありませんか？　1日の大半を一緒に過ごし、共通の話題が豊富でなんでも話し合えた学生時代の友だちに比べ、大人になってからの友達づきあいは相手の価値観が読みづらくて気軽に踏み込めないときも……。
でもそれはあなただけではありません。大人になってからの友だち付き合いが難しいのには、それだけの理由があるのです。その理由がわかれば、大人になってからの友だち付き合いが難しい……と悩むことも少なくなるかもしれません。

友だち作りが難しくなったと感じる理由6つ

大人になると友だちに費やす時間も労力もぐっと少なくなる

学生のときは学校に行って、勉強して……というのが生活の大半。一緒に過ごす時間が長く、学校という世界の占めるウェートが高いので、友だち同士密度の高い時間を過ごしやすくなります。
とはいえ、大人になると、仕事、恋愛、経済事情――など時間と労力を必要とされる要素が他にたくさんあるので、“友だち”に費やせるだけの時間と労力が物理的に少なくなってしまい、友だち作りが難しくなってしまいます。

大人になると、“友だち”としての許容レベルがさがり、相手に我慢できないことが増える

学生時代はまだまだ誰もが未完成の存在、だからこそクラスに変なキャラの人がいても「おもしろい！」と受け入れられたり、自分のどうしようもない短所も受け入れてもらいながら、友情を育んでいけます。
でも大人になるとキャラや価値観もある程度固まってくるので、他人のことを自分の価値観でジャッジしてしまいがち。相手の本性や性格をよく知らないまま、「あの人、◯歳なのにあのファッションはないよねー」とか、「この歳になって、あの態度はないんじゃないの、非常識よ！」なんて決めつけてしまうので、我慢できないことが増えていき、結果よほど気の合う人でないと、友だちになれないのです。

大人になると、自分と似通った相手を選びがちになる

上記ともかぶる部分がありますが、若いうちは自分と違ったタイプの人に対し、素直に憧れや好奇心を抱き、心をオープンにして友だちになろうとしていきます。でも大人になり自分の価値観が固まってくると、友だちにも自分と似通った人を選ぶ傾向にあります。
それはずばり、そのほうが自分にとって心地よいから。ヘタに自分の“安心ゾーン”を飛び出して、異質な相手と友だちになって刺激を受けるより、そのほうが楽だし、居心地がいいと感じるようになるのです。

生活に忙しすぎて、新しい友情を築いていくだけの精神的キャパシティーが残ってない

大人になるとシビアな悩みがぐっと増えます。仕事や恋愛のストレス、日々のお金のやりくり、家事や育児のあれこれ……そんなお悩みがたくさん心のなかを占めているので、新しい友だちを作ろうという精神的余裕もなくなりがちに……。
「ほどほどのお付き合いでいいや」「深く関わるのは面倒なので止めておこう」という気分が出てくると、わざわざ友情の新規開拓をするのは煩わしいと感じてしまいます。

“シングル”と“既婚”で棲みわけができてしまう

ここで女の友情のシビアな現実をはっきり直視しましょう。学校を卒業し、大人になり、恋愛もそれぞれ経験していくと、20代半ば頃からはっきりと“シングル”と“既婚”の棲みわけができてしまいます。もちろんこれは暗黙の了解ですが、シングルの人はシングル同士のほうが気楽だし、既婚者は既婚者同士のほうがやはり共通の話題や悩みが多く話題も広がりやすいのです。
それはけっして悪感情からではなく、遠慮や気遣いということもあるのでなんとも微妙なのですが、この境界は暗黙裡に、でも確実に存在しています。

「今さら新しく友だちなんて作る必要ない」とドライに考えている人もいる

“友だち”についてもっとドライに考えている人たちも少なくありません。子どもの頃はともかく、今さら大人になって友だち付き合いしなくても……と考える人だってもちろんいるのです。
会社の同僚やご近所であっても、わざわざ深い付き合いに入り込む必要はない、学生時代からの友だちで十分、という人は、そもそも大人になってからの友だち作りに消極的なので、こちらから心を開こうと思っても、難しいのが現実です。

いかがですか？　これだけ理由を見てみると、確かに大人の友だち付き合いってなかなか難しいですよね。でも本当に気の合う人とは、大人になってからだって友だちになれるし、一生続く大事な友情に発展することだってあります。難しいと感じても、あまり気にせず、気楽にかまえているのが一番ではないでしょうか。

▽ 参考記事（海外サイト）:This Is Why It’s Tough To Make Friends As An Adult