私になにができるの? 漠然とした不安に打ち勝つためにあなたに捧げるお話
自分にいったい、なにができるんだろう? 取り柄ってなに? ――たとえば、「あなたの強みはなんなの?」ときかれたときに、あなたは即答できますか? まわりの皆はそれぞれ夢があったり、家庭があったりするのに、自分にはなにもない……そんな絶望にエンカウントしてしまったとき、どう乗り切ればいいのでしょうか?
ただ、大人になった人なんていない
あなたが、「私はなんの力もない。なにもしてこなかった」と弱気になっていたとしたら、筆者はそれを真っ向から否定させていただきます。あなたは今日まで生きてくるのに、相応の努力をしています。
たくさんの選択をし、出会いや別れを繰り返し、不当な仕打ちに耐えたりしながら今日まできたはずです。それをあなたが否定してはいけません。あなたが、歩んできた軌跡はあなたが誰より認めてあげなければ、浮かばれないですよ。
昔の手帳やアルバムを見返す
人とは忘れる生き物です。多忙であれば、二日前の夕飯のメニューだって忘れてしまうことだってあるでしょう。そんなときは、目で見て思い出せばいいのです。ケータイの写真ホルダーでもいいですよ。過去の思い出を見返しましょう。そして、あなたが今のあなたになるまでに、なにを手に入れて守ってきたか、しっかり思い出してください。
家族や友人の声を聞く
電話でもいいでしょうし、直接会ってもいいでしょう。メールはダメです。リアルタイムでお願いします。そして、素直に「私の取り柄ってなにかなぁ」ときいてみましょう。
自分のいい所を褒めるのは悪ではない
日本人は、おおっぴらに「私の魅力はこういうところだ!」と言うのを美徳としていないように思います。でも、言わないのと認識していないのとには大きな違いがあります。他人に言われずとも「私は責任感もあるし、人にわけ隔てなく優しくできる」と自分のよさを自分でわかっている必要があります。
それは、あなたが落ち込んでしまったときにあなたを支え、困難を乗り越えるために必要な力になるのです。
自分のことは見失いやすいものです
自分の魅力や能力というのは、なかなかご自身で認めにくいものがあるかもしれません。ですが、それは誰だって同じなのです。万人が万人、ナルシストではないですから。ですが、誰かの役に立ちたいと社会に出て、自分の力を試したいと奮闘しているのであれば、誰よりも自分の能力や魅力に敏感でなくてはいけません。他人にそれを求めるのは、厳しいことをいうようですが、甘えです。
そんなときはとことん甘えればよいのです! とことん甘えて自分の魅力を聞き出しましょう。彼らは喜んであなたの話を聞き、励ましてくれるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか? どこの誰に否定されたとしても、あなたはあなたの自信を失くす必要はないですし、その程度であなたに傷なんてつきません。今、生きている、その事実を誇りに思ってください。そうすれば、あとは自然にあなたがもっているモノが見えてきますよ。