忙しすぎる人に実践してほしい、心を落ち着けるマインドフルテクニック

2016.05.13

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家事・仕事・勉強など日々やるべきことはたくさん。そしてスキマ時間さえあればSNSをチェック、友だちからの評価が気になる……。なんだか私たちの生活は忙しくなるいっぽうのような気がしませんか? 忙しい=充実していると思われがちですが、じつは心も体も消耗していることが多いのです。
そんな忙しさからいったん自分を解放し、心の穏やかさをとり戻してみましょう。心にわき起こるさまざまな“雑念”をとり払い、「今この瞬間を大切に生きること」を目指すマインドフルテクニックをマスターすれば、きっとそれができるようになります!


自分の意識が今どこにあるか、気をつけてみる

今やるべきことがあとからあとからどんどん押しよせてきて、毎日なんとなく過ぎ去っていく……という人は、そんな日々からいったん立ちどまり、「いったい自分の心はどこにあるのか」ということを考えてみましょう。
ひとつひとつの行為にそれぞれ意識を集中しているでしょうか? 食べるときは食べることだけ、歩くときは歩くことだけ、あれこれ考え過ぎず、今自分のしていることだけに気持ちを向けるというのは、毎日をていねいに過ごすためにも大切なことです。

リラックスする呼吸法をマスターする

“マインドフル”とは、その瞬間その瞬間を大事に生ききること。そしてそのためのもっとも重要なテクニックが呼吸法です。
イライラしたり忙しくなると、呼吸は自然と浅くなり、体内にじゅうぶんな酸素が送りこまれず、脳の働きもにぶくなって精神的にもますます不安定に。だからこそ、ゆっくりと大きく深呼吸する習慣をつけることが、心を落ち着けるためにも非常に有効なのです。
自分が焦っていたり追い込まれているなと感じたときは、まず息を大きく吸って“スロー”と心のなかで唱えます。そして2、3秒静止してから、静かに少しずつ息を吐き出し、“ダウン”と唱えましょう。この“スロー・ダウン”が一種の暗示となって、リラックスした状態に導いてくれます。

なにもしていない時間を大事にする

忙しいことになれてしまうと、なにもしないでいることに罪悪感を覚えるようなことがあります。でもそもそも忙しさのなかで、多大な情報を処理し続けて“フル稼働”がずっと続いている脳には、そんな“空白時間”こそ必要なのです。
スマホをいじるのをやめて、本を読むのをやめて、テレビをやめて、ただぼ~っと空を眺めたり、ペットとたわむれたりしてみませんか? 一見なにもしていないムダな時間を過ごしているようで、じつは疲労した心にエネルギーをチャージする大事な時間をとっているのです。

心と体をコネクトする“儀式”をとり入れてみる

心と体は密接につながっており、うまくバランスがとれることで人はよりハッピーで前向きになれます。でも私たちはSNSやネットなど外界からの情報や刺激には敏感なのに、自分の身体とはきちんと向き合うことには無頓着で、身体が発するサインを見逃してしまいがちです。
ですから身体の声に耳を傾けるためにも、心と体をコネクトする“儀式”を作ってみましょう。それはただ単に呼吸そのものに意識を集中して、瞑想するというものでもよいのです。あるいはヨガやストレッチ、人によってはジョギングや水泳などエクササイズやダンスが効果的かもしれません。
いずれにせよ、自分がもっとも“気持ちいい”と思える方法で、心と体のつながりを取り戻してみましょう。

2016.05.13

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。