まさか歯石をとるだけでいいと思ってない? 歯周病はこう防ぐ!

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わたげと

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2016.03.20.Sun

こんにちは、保健師のわたげとです。「歯医者さん行ってますか~?」と尋ねると、よく「定期的に歯石とりに行ってるから大丈夫!」と自信満々な答えが返ってきます。ひょっとしてあなたも、そう思っていませんか……?

歯周病の原因は、歯石ではなく「プラーク」

プラークというのは、歯にくっついている白い粘りのあるクリーム状のもの。歯磨きをする前に歯の表面をティッシュペーパーでこすって見てみてください。それがプラークです。よく食べかすだと思っている人がいますが、食べかすではなく「細菌の塊」です。ご飯を食べなくてもプラークは唾液をエサにしてどんどん増えていきます。プラークは、酸や毒素を出して虫歯や歯周病を進行させていきます。
歯周病を予防するためには、なによりこのプラークをとり除くことが大切なんですね。

じゃあ歯石ってなんなの?

歯石は、プラークが固まってできる軽石のようなものです。歯石は別に毒素を出したりはしません。ただ、ざらざらぼこぼこしているので、「プラークの温床」になってしまいます。歯石とは、それ自身は悪者ではないのですが、最近が住み着いたり、それをとり除く邪魔をしたりするのです。

歯周病はサイレントキラー

プラークに住んでいる細菌が歯茎を炎症させ、歯周ポケットの中にどんどん入りこんで歯を支えている骨を少しずつ溶かしてしまいます。最終的に支えのなくなった歯がぽろぽろと抜けていきます。歯が抜けはじめるまで、骨が溶けてしまっていることはわかりません。一度溶けた骨を完全に元に戻す治療は存在しないので、早めに見つけて、それ以上骨が溶けないように「予防」することが大切です。

予防って、どうすればいいの?

大事なのは「正しい歯みがき」です。口の中の細菌の数を減らすことで、歯茎が引きしまっていきます。一度溶けてしまった骨は元に戻りませんし、歯茎が退縮(見た目は歯が伸びたように見えます)してしまったのも戻りません。でも、歯茎の状態がよくなります。つまり歯周病がよくなったといえます。
できたばっかりのプラークはやわらかく歯ブラシでとれるのですが、二日以上たつと歯石になり、歯医者さんに行かないととれなくなります。つまり「歯石がついてるよ~」と歯医者さんで言われた人は、その部分に歯ブラシが当たっていなかったということです。

磨き残しが多い部分

まず、歯みがきの前に歯を舌で触ってみましょう。ざらざら→つるつるになれば成功!

1: 前歯の内側……忘れずに、歯ブラシを縦にしてかき出すように磨きましょう

2: 歯並びがガタガタの部分……歯一本ずつ、歯ブラシをいろんな方向に向けながら丁寧に磨きましょう

3: 利き手側の奥歯の内側……右利きの人なら右奥の内側が磨きにくいポイントです

4: 歯と歯茎の境目(歯周ポケットの中ではありません)……強い力で磨くと歯茎を傷めますので、やさしく歯だけにあたるように

5: 歯と歯の間……歯ブラシでは磨けないところです。デンタルフロスや糸ようじを通しましょう。今まで使ったことのない人は、ぎょっとするほどプラークや食べかすが出てきますよ!

歯医者さんで、歯みがき練習!

今度歯医者さんに行ったら「歯みがきの指導をしてほしい」と伝えてみましょう。歯科衛生士さんが、あなたに合った歯みがき法をしっかり教えてくれますよ。定期的な歯科検診が大事と思って、年に3回歯石をとりに歯医者さんに行くよりも、年1回でもいいから歯みがきの指導を受けて、毎日気を付けて歯を磨いているほうが、自分の歯を長持ちさせられます。

自分の歯は自分で守る! 歯医者さんは歯周病を治療してくれますが、そのパワーには限りがあることを覚えておきましょう。

▽ 参考:歯チャンネル 歯垢・プラーク

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わたげと

看護師であり保健師。うどんの国で保健師として働きながら、帽子作りにうちこむ25歳。
お絵描きと読書とお昼寝という子どもっぽい趣味をもつ。
ブログ(http://s.ameblo.jp/cocca126)では、のんべんだらりな日常をつづる。
作った帽子はminne(https://minne.com/cocca126)にて展示販売中。ゆるいさぬき弁ラインスタンプでぶねこ隊(http://line.me/S/sticker/1162485)も活躍中。