忘れたい黒歴史があるのはあなただけじゃない! 叫びたくなる過去を消し飛ばす方法
三十路は、還暦までの折り返し地点です。アラサーにもなれば、それだけいろいろな苦い経験や甘酸っぱい青春を経験しているわけです。甘酸っぱいならまだいいですけれど、中には酸化しすぎて犬も食わないようなものまでありますよね。「なんであのときあんなことしたのか」「あの時代はそれが普通だったが、できるなら消し去りたい」……。そんな記憶は、誰しも一つや二つお持ちなのではないでしょうか?
本日は、忘れたい黒歴史をきれいさっぱり成仏させる方法をパターン別にお届けします。
パターン1: 最近おきた黒歴史の場合
例: ひどい別れ方をした恋人との同棲生活を忘れたい
荒療治ではありますが、その元恋人と関わりがあるものすべてを、日常生活から消します。仕事で関わりがあるなら、あえて最小限の接触で済ませます。写真・プレゼント・彼が好んでいたもの・一緒に行った場所など、彼を連想するものをすべて生活のなかから排除しましょう。最初はすごしにくいかもしれません。生活にもの足りなさを感じたら、かわりに新しいものをとり入れたりしてみてください。
パターン2: 時間が経っている黒歴史の場合
例: 職場でひどいイジメにあっていた。思い出すだけでツラい
あるときフラッシュバックする過去のツラい思い出……発狂したくなります。この場合、無理に記憶にフタをせずに、一度トコトン記憶を掘りさげてみることをオススメします。中途半端に思い出してツラいのは、ご自身の心のなかで整理されていないからです。
できれば昼間、誰もいない部屋で外部からの接触をすべて遮断した状態を作ります。ケータイの電源も切ってください。夜中だとウツになりますので避けましょう。そして心を静かにし、ツラかった記憶をノートに書き出します。
・ なにがあって、なにがツラかったのか
・ 自分は、なにを許せないでいるのか
・ 誰にどうして欲しかったのか
言葉にできなかった思いを文字にして整理します。それは、たとえて言うなら自縛霊の心残りをきき届けて成仏させる作業に似ています。あなたが誰にも言えずに封印していた本音に耳を傾けてあげましょう。そして、最後にご自身で「もう大丈夫だ」と思えたら、「もう大丈夫。忘れても大丈夫」と言いきかせます。心が整理されて、本音を自身で受けとめることができれば、突然フラッシュバックすることはなくなります。
最後に……
いかがでしたでしょうか。パターン1の恋人については、強制的に一度距離を置くことをオススメしました。場合によりけりですが、自分の心が落ちつくまでは、関わるものすべてを遮断することも必要です。冷静な判断ができるようになるまで待つことです。パターン2では、ある程度心が落ちついている場合で、あなたの苦しみを消化させる手段についてご紹介しました。あなたの心のどこかにシコリがあれば、その記憶は不消化のままでずっと心に残り続けます。
人間は、どんなツラいことも忘れられるという能力を持っています。この能力とうまく付き合っていくために、不消化な辛い記憶を適当に誤魔化さず、きちんと向き合ってみてください。焦らないことがキモになります。
過去があってこそ、あなたの今があります。どんなツラい記憶も、ときを経て必ずあなたの魂の深みを出す力になります。ツラい黒歴史のフタを開けて、自由になれるかどうかは、あなたの勇気次第です。