自分らしく幸せに生きるために欠かせない「セルフリスペクト」って?
あらゆる人がSNSでさかんに「自己アピール」を発している世の中、そんな中で他人をうらやんだりせず、自信をもってハッピーだと思うことはなかなか難しいのではないでしょうか。とくに女性はルックスや恋人の有無、そして結婚ステータスなどでなにかと格付けをしたがる生きものです。
そんなふうにつねに誰かと比較し自分のポジションを探っていては、ほんとうの自分を受け入れ満足することは至難のワザだと思います。たとえ「盛っている」内容だとわかっていても、誰かのSNS投稿内容がうらやましく、それに比べて「自分は……」なんて落ちこんでしまうこともあるでしょう。
自分らしく生きるカギは「セルフリスペクト」
でもそんな世の中だからこそ、あふれかえる情報に振りまわされず「私は今のままでいいんだ」と強く自信をもっていえることが大切だし、幸せへの第一歩です。そのためのキーワードが、「セルフリスペクト」です。
日本語ではよく自尊心と呼ばれたりしていますが、うぬぼれたり傲慢になるのではなく、自分自身を尊重し大切に思う気持ちは、「自己肯定感」というニュアンスもあるかもしれません。人生を前向きにとらえ満足してすごすために、欠かせない気持ちです。
「セルフリスペクト」が大切な理由とは?
セルフリスペクトがあれば、他人をうらやんだりねたんだりしない
たしかに誰かのことを「いいな~」と思うことはあります。でもきちんとセルフリスペクトのある人は、他人をうらやんだりねたんだりしません。自分には自分なりの幸せやよさ、長所があるとちゃんと知っているからです。とはいえ、それらを強烈にアピールして、承認欲求を満たそうということもありません。なぜなら、他人にわざわざ認めてもらうものでもないことを知っているから。自分の価値観が他人によってブレたりしない強さがあるのです。
セルフリスペクトがあれば、自分の人生をもっともっと大事にできる
セルフリスペクトとはまさに「自分を尊重する気持ち」です。ですから1日1日をていねいに、そしてくいなく生きようという気持ちが高まり、人生を大切にすることができます。そんな真摯な姿勢は、仕事でもプライベートでもかならずいい方向へとみちびいてくれるはず。
「どうせ私なんて……」と卑屈になったり、チャンスがあるのに尻込みしたりすることはないのです。自分をより高めるチャンスがあれば迷わずトライするし、失敗してもむやみに自分を責めすぎない。そんなバランス感覚にも優れています。
セルフリスペクトがあれば、他人に対してもやさしく余裕をもって接することができる
自分を尊重できる人は、他人も同じように尊重できるはずです。どんな人にだってリスペクトされる価値はあることを理解しているから。ですから他人に冷たい態度をとったり、意地悪をするようなレベルの低いことはしません。他人に対してもやさしく余裕をもって接することができるので、よけいな人間関係の軋轢を抱えることもないのです。
セルフリスペクトを身につけるためには?
よく心理カウンセラーの人がアドバイスするのは、もし自分を否定するようなネガティブな気持ちになったら、「親友に接するように自分自身と向き合ってみること」ということです。ほんとうに理解し、尊敬し合っている友だち同士だったら、欠点をやたらと責めたり、自信を喪失させるようなことをいったりしないでしょう。それと同じ気持ちで、自分の心と対話してみるのです。そこからセルフリスペクトの気持ちも養われてきます。
「自分を大切に、そしてまわりの人も大切に」そんな気持ちを忘れないで、セルフリスペクトを磨いていきましょう!