波乱万丈の嫁姑バトル、「ピース・メーキング」の精神で乗りきれ!

2015.10.19

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古今東西、いつの世も、どこでもかならずあるのが嫁姑問題。それぞれ母と妻で立場は違うといえど、おなじ一人の男性をふか―く愛しているという意味では、永遠のライバルなのです。それゆえに感情的にもなりやすく、波風が生じやすい関係であるのは致し方ないことなのかもしれません。


嫁姑関係を乗りきるためには

それぞれが理性と常識をもってお互いを尊重しあえるのがベストですが、現実的にはかなり難しいものです。善意のつもりでやっていることが悪意としてとられたり、“常識”と思っていることが、お互いかなりズレていたり……義理とはいえ“家族”なので、はっきりと拒絶することもできず、ほどよい関係を保つのはむしろ至難の業といってもいいくらい。とはいえ、あからさまにイヤな態度をとって、泥沼化するのは精神衛生上好ましくありません。そんな嫁姑関係を乗りきっていくには、どういったことが必要なのでしょう?
筆者の個人的体験から学んだのは、「ピース・メーキング”(和平交渉)の精神で臨むこと」です。

なぜ「ピース・メーキング(和平交渉)」なのか?

義理とはいえ家族間のゴタゴタというのは、お互いが遠慮のないナマの感情むき出しでぶつかることで、より根深い問題にしていると思います。ですから、ここではそんなリアルでナマナマしい感情はちょっと置いておいて、「家族間の平和を保つ」ことを至上命題としてみましょう。
姑の過剰な介入がうっとおしい、善意の押しつけがイヤでたまらない――などなど、相手に対する不満はいろいろあるでしょう。でもそんな不満やストレスを夫に理解してもらい、事態を改善してもらうよう期待するのは甘い考えかもしれません。夫にとっては自分を生み育ててくれた母であり、夫自身がその母の“ルール”に従って成長してきたのです。妻がなぜそのようにイヤがるのかは、アタマではわかろうとしても感情としては受けつけられない部分がきっとあるのです。
それよりも、これは夫と自分という家庭(ユニット)と、姑というユニットとのあいだの“和平交渉”と捉えてみましょう。感情的なことはひとまず置いておき、その関係が(表面上だけでも)円満に、波風絶たないように目指すのです。
目的は“和平”なので、

「私の気持ちや立場をもっと理解してほしい、認めてほしい!」

なんてことは言いません。そうではなく義理の関係として付き合っていくべき部分と、干渉されたくない部分をはっきり区別し、前者についてのみ、冷静かつ事務的な態度でフォーカスすべきです。

感情を排除することが、成功の近道に

仕事でイヤな上司や同僚、難しいクライアントなどに出会うことはけっして珍しくありません。でも「仕事だから」と割りきって、やりすごすことができませんか? もし姑がかなりのツワモノで、ストレスを与えてくる存在だったら……お仕事モードになったつもりで感情を極力排除して対応するのが、もっとも賢いやり方のように思えます。夫との結婚生活自体に大きな不満があるわけでもないのなら、なおさらです。
一番大切にしたいものはなにか、それを守るためにはなにが必要か、よーく考えてみれば答えは明らかですよね。

2015.10.19

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。