30歳をすぎて、グッと生き方がラクになる心の変化とは?

2015.10.23

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30歳を目前に控え、気分がブルーになる……なんて経験ありませんか? 年齢を気にしすぎるのはよくないと知っていても、大台にのるというのは気が重くなる……という女子は多いのではないでしょうか。筆者もそんな思いをしたひとりでしたが、結果的にはとりこし苦労にすぎなかったというのが本音です。むしろ30代に入ってグッと楽に生きられるようになった気がします。
それはなぜなのか、振り返ってみました。


ライフスタイルがはっきりし、優先順位をつけられるようになった

20代のうちはキャリアアップに励んだり、どんな働き方が自分にあっているのか、いろいろ模索している時期でした。でも30歳ちかくになり、ある程度自分のライフスタイルが確立してくると、今自分がやるべきことはなにか、優先順位をはっきりとつけられるようになってきました。20代のあいだにいろいろな試行錯誤を繰り返すなかで、自分の適性や、どんな環境ですごすことが自分にとってベストなのか、少しずつ目指すべきものが明らかになってきたのです。自分のなかではっきりと優先順位がつけられるようになると、あれこれ目移りせず、自分のやるべきことにフォーカスできるようになってきました。

すべてを求めようとしすぎない、手放せることは手放す

優先順位をつけることと表裏一体ですが、同時にすべてを求めようとしすぎないことも、生きるのがグッと楽になった理由のひとつかもしれません。

・ 仕事でものすごいハイレベルなキャリアを築いている人
・ 恋愛でキラキラ輝いている人
・ すでに結婚して子育てに励んでいる人
・ 仕事以外に打ちこめる趣味があって充実した日々を送っている人

20代にもなると、女子のライフスタイルもほんとうにバラエティに富んで、「ステキだな」と憧れを持つことも多くなります。でも自分ができることは限られているし、向き不向きもある、それに恋愛や結婚はタイミングも大事で本人がジタバタしてもはじまらない――そんなことをよく思うようになりました。そして優先順位をつけることで、すべてを求めることもやめたのです。はたから見てどんなにステキな生き方でも、自分に向いていないことは求めず、手放せることは手放す。そう考えることで、自分自身をしばっていたさまざまなプレッシャーや願望からすっと自由になれたような気がします。

20代の試行錯誤はムダじゃない! 手抜き加減もわかるようになってくる!!

はじめての恋や、新社会人としての苦しい時期、なにごとも今まで経験したことがないものには苦戦するし手こずります。でも少しずつ経験を積むうちに、自分のなかでどこを頑張り、どこは力を抜いていけばよいのか、微妙なさじ加減がわかってくるようになります。そうなってくると、壁にぶち当たるたびにあれこれ悩み、落ちこんでしまうことも少なくなってくるでしょう。
30歳近くになって、やっといい意味での“抜け感”が育ってきたように感じられます。

そんな“抜け感”は人間関係にもプラスに作用してくれました。誰かをうらやんだりしないし、妙なライバル心や競争心もないので、よりフラットにいい関係でいられることが多くなったのです。それが生き方がラクになった一番大きな理由でしょうか。

こう考えてみると、30代に入るのもけっして悪いことばかりではないと思いませんか? 人のライフステージはさまざまですが、そのときそのときの自分をもっとも楽しんですごすことが、なによりもハッピーに生きるためのコツだと思います。

2015.10.23

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。