ダイエットだけじゃダメ? 体型とホルモンのふかーい関係を知っておこう!

2015.10.19

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理想的なスリム体型になろうとダイエットに励む、でもちっとも効果があらわれない……なんてことありませんか? お腹まわりや二の腕、気になるパーツごとに考えてみると、じつはホルモンが大きく関わっていることがあるのです。
今回はそんな体型とホルモンの深い関係をときあかしてみましょう。


【体型のお悩み】 プヨプヨのお腹まわり

関係のあるホルモン: コルチゾール

お腹まわりがプヨプヨで、ウエストラインのくびれが目立たなくなってしまった……そんな体型にがくぜんとして、ダイエットをはじめる方も多いのでは?? この部分に脂肪がたまるのは、ストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールのせいです。ストレスを感じると、それに対処するためのエネルギーとしてコルチゾールが分泌され、血液中に糖分を放出します。
ですが、現代の生活ではストレスを感じても激しく身体を動かすことはないため、糖分は血液中に放出されず、どこかに貯蔵されることになります。それがちょうど身体の中心部にあるお腹まわり。ここなら身体のどの部分に糖分が必要になっても、アクセスしやすく迅速に対処できるというわけです。

お悩みを解消するには……

・ ストレス緩和効果のあるマグネシウムの豊富な食材(バナナ・ヨーグルト・葉物野菜)を積極的に食べる

・ 睡眠をよくとり、ストレスに負けない体質をめざす

・ コーヒーなどのカフェイン飲料は控え、カモマイルティーやローズヒップティーなどのハーブティーをよく飲むようにする

【体型のお悩み】 典型的洋ナシ体型の下半身デブ

関係のあるホルモン: エストロゲン

女性ホルモンのエストロゲンは、出産適齢期になるとお尻や太ももに脂肪を蓄える働きをします。ですからある程度の洋ナシ体型になることはきわめて自然なことなのです。とはいえ、エストロゲン過剰気味ということも考えられます。ほかにも、生理痛が重すぎたり、胸が大きすぎるというのも、エストロゲン過多のシグナルに。

お悩みを解消するには……

・ なるべくオーガニック食品を選び、外来の物質によるホルモンバランスの乱れを防ぐ

・ 消化プロセスでエストロゲンが適切に排出されないと、エストロゲンが体内でリサイクルされて過剰気味に……ヨーグルトなどプロバイオティック食品をよく食べ、消化の働きを助ける

・ 過剰なエストロゲンの作用を弱める働きをするビタミンB群をたくさんとるようにする

【体型のお悩み】 しっかりおばさんルックな迫力の二の腕

関係のあるホルモン: テストステロン

ある日自分の写真を見たら、ド迫力の二の腕にがくぜん……なんてことありませんか? 若い頃は気にならなくても、加齢とともに二の腕にもしっかり脂肪がついていることがよくあるはずです。
その原因は男性ホルモンであるテストステロン。これは女性にも微量ながら存在し、筋肉や骨の強化、脳の機能、性欲といった働きに貢献しています。しかしこのテストステロンが不足気味だと、二の腕に脂肪がたまりやすくなってしまうのです。
とくに女性は40代になると、テストステロンが20代の頃の半分以下に落ちこむとも言われており、疲労感の蓄積や性欲の低下にもつながると言われています。

お悩みを解消するには……

・ 血糖値が高いとテストステロンが減少しやすいので、精製された炭水化物を避け、白米は玄米、そしてパスタやパンも全粒のものにかえ、糖分の多い食品を減らすようにする

・ ウェートトレーニングで筋肉を鍛え、テストステロン値をあげる

いかがでしたか? お悩みパーツとホルモンの関係を知ることで、うまく痩せられるかも! ぜひ参考にしてください。

2015.10.19

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。