環境にあった食べ物が、心も体も元気にしてくれる

2015.08.14

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

いろいろな食材が手に入る日本は、ほとんどのものが輸入物ばかり。季節感があまりないような状態ですよね。その輸入物の食品は、はたして自分の体質に合っているものなのか、考えたことはありますか?


体の声をよくきいてみる

体質にあわないモノを食べると、吐き気や下痢、湿疹などさまざまな症状がおこることがあります。またあまり気づかないケースも多く、朝の胸やけやだるさももしかしたら体質にあわない食品を食べている可能性もあります。食べたあと体が重かったり胸やけがしていないか、体の声をきいてみましょう。

体質にあった食べ物

「身土不二――しんどふじ」という言葉を知っていますか? 自分の身と生まれた環境は切っても切り離せないという意味です。身と環境が適応することで、健康的に生きていくことができるのです。また食と関連づけられることも多く、生まれた土地の食物が体質に合っているとされています。

たとえばこんなこと

たとえば「夏には夏野菜、冬には冬野菜を食べる」といったことが、身土不二です。つまり、冬に南国のフルーツや夏野菜を食べること、夏に冬の食材を食べること――。これらは身土不二に反しているといえます。

食生活の知恵

季節だけでなく、食生活には気候も大きく影響が。たとえば、寒い地域に住む人たちは体を温めるための油分やたんぱく質が、暑い地域に住む人たちは体を冷やす食べ物が必要です。暑い地域ではフルーツなどを食べることで体から熱を逃がし、自然と食生活で体調を整えている、というのはイメージがわきやすいですよね。このように本来人間は、自然と食生活の知恵を持っているのです。

食材を買うときの注意点

しかし現代では、スーパーへ行けば季節に関係なくほとんどの野菜を年中購入することができます。そのため、季節の野菜がわからないといった状態に。そんなときは、身土不二の例から、その土地でできた食材を購入すれば季節の野菜などを知ることができます。

地産地消が最適

地産地消は、居住地域の近くの農家、もしくは日本国内で作られた野菜などを消費すること。それらを選べば季節がらの野菜を食べることができます。季節に応じた野菜などを食べることで、その時期・環境に応じた栄養がとれるので、自然と体が元気になっていきます。

体の声はどうだった?

夏に冬の食材を食べるよりも、夏には夏の食材を食べたほうが体も喜びます。気温も暑いなか、体を温めるような冬の食材はダルさを引き起こしたりしてしまいます。体にこもった熱を放出してくれるキュウリやトマトなどを食べてみると、体が喜びませんか?

体質に合っていないと

夏に夏野菜を食べたとしても、体の反応がイマイチなときもあるかもしれません。元気が出ない、動きたくない――など気分も沈んだら、お肉なども食べてみましょう。でも食べてみて胃が重く感じたら、それはお肉もそのときの体が欲していないということ。こうしてなにを食べたか記憶しながら、体質に合っているかを見極めましょう。

国産のものがよいワケ

輸入ものの野菜や果物は、農薬などを使って国内に運ばれてきます。そのため、しっかりと洗わないと体内に残留農薬が入り込んでしまいます。国産のものであれば、規定以上の農薬が使われていることがないので、しっかりと泥などの汚れを洗い流せば安心して食べられます。

皮ごと食べたい!

国産の安全な野菜や果物なら、皮まで安心して食べられますよね。皮と実のあいだは、とても栄養素が豊富。そのため、なるべく野菜や果物は皮まで食べたいところ。安全な食材を、そして旬のものを食べて体を元気にして、心も豊かにしてあげましょう。

あわせて読みたい

2015.08.14

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。