「もう仕事やめたい!」 職場でのハラスメント対処法教えます【前編】

2015.08.10

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「セクハラ」という言葉が広く認識されてからというもの、「モラルハラスメント」や「パワーハラスメント」「マタニティハラスメント」など「~ハラスメント」という言葉がたびたび使われるようになり、社会的にも広く認知されるようになりました。テレビのニュースから普段の会話までいろんなところで頻繁に耳にするのではないでしょうか。そこで今回は、職場であなたが実際にハラスメントにあったときの対処法をお教えしたいと思います。


何がハラスメントになるのか?

ハラスメントは言葉や行動を受けた相手が「嫌がらせだ」と感じ、またそのようにとらえてしまったときに成立します。そのため、どこからがハラスメントかどうかという線引きはとても難しいものです。言葉を発信した側にとって不可抗力な行動だったりその言葉を受けた側があらぬ誤解をしてしまった場合に、気の利くフォローがなかったりすれば容易にハラスメントになりえます。
つまり、万人がハラスメントを受ける側にもハラスメントをする側にもなりうるのです。だからといって、なんでもかんでもハラスメントだと決めつけるわけにもいきません。
そこで「これはハラスメントなんじゃないの?」と思ったときにチェックしたいポイントを2つお伝えします。

1: 相手に明確な悪意があるか?

自分に落ち度が全くないにも関わらず悪口を言われたり避けられたりフェアではない対応をされるのであれば、それはハラスメントといえます。

2: 継続的ではないか?

何か嫌なことを言われたりしてもそれが一度だけならば「たまたま虫の居所が悪いときだったんだ」と流すことも、社会で生きていくうえで必要な処世術です。ですが同じようなことが何度も続くようならば、それはハラスメントといってもいいでしょう。

以上2つのチェックポイントに当てはまるようでしたら一人で抱えこまずに、同僚や上司または会社や自治体などの相談窓口に相談してみることをおすすめします。

ハラスメントとの向きあいかた

正直なところ、すべての物事をハラスメントにリンクさせるのは賢い生きかたとはいえないと筆者は思います。というのも、人間がコミュニティの中で生きていくうえで衝突や行き違いは避けられないものだからです。自分とは違う生きかたをしてきて違う価値観を持って生きているのですから、ものの感じかたは千差万別です。「同じように感じろ」というほうが暴力的ではないでしょうか。大事なのは、衝突などがあった場合それをすぐに拒絶せずあなたの成長にどうつなげるかです。

後編では、ハラスメントとはっきり断言できないものの「ハラスメント一歩手前だな」という言動や態度をした人に対して、あなたが「どのような心構えをしていれば楽になれるのか」ということについてアドバイスさせていただきます。

2015.08.10

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記事を書いたのはこの人

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Written by 立羽あさぎ

広島の山奥にある大学を卒業後、上京。 着ぐるみのスーツアクター、俳優・声優として活動後、エステティシャンとなる。 現在は、都内で劇団『タカラサガシゲキ団』の代表として、脚本・演出家として活動中。 オフに楽しむ梅酒と枝豆が何よりの至福。 暴走系ひきこもり女です。ご贔屓にどうぞ。