電車の中、街の中、人混みにいるとなんでか疲れちゃう人

2015.07.13

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人混みの中にいるときに、運動をしたあとの疲労とは違う体のだるさや疲れを経験したことはないですか? ただ電車の中にいるだけ、街の中を歩いているだけなのに、どっと感じる疲れは、あまりなれない場所などにいくと感じやすいかと思います。


慣れない環境が疲れる

普段の朝の満員電車や駅の人混み、出勤前から疲れやすい環境にあるものの、慣れてしまえばそこまで疲れを感じなくなるものです。しかし、慣れない時間帯の電車や、いったことのない土地、さらに週末の人混みの激しいショッピングなどに出かけると、やっぱり疲れを感じやすくなります。慣れない環境に置かれると、とたんに疲れを感じやすくなるようです。

疲れの感じ方が違う

仕事で疲れた、運動をして疲れた――このような疲れは人混みの中で感じる疲れとはエネルギーの消費の仕方が違うようで、神経の使い方にも違いがあるようです。仕事などでの疲れは、一つの事に集中して脳内の疲れを感じるようです。また、運動も肉体の疲れによるものなので、不快感とは違います。人混みで感じる疲れは、その状況から離れるととたんに疲れが飛んでしまう人もいるほどそのときだけ疲れを感じることがほとんどで、家に帰れば治る人や、少し休めばすぐに疲れが回復するなどの特徴があります。

神経の使い過ぎかも

人混みにいると、前も後ろも、左も右も、四方八方に人がいるため、全身の神経を使いすぎて疲れを感じるようです。人混みの中を歩いているだけでも、まわりの人にぶつかるのではないか、誰かがぶつかってくるのではないか……といった不安感や、すでに知らない土地やいつもと違う場所にいる不安感から、その場にいるだけでも強いストレスを感じるため神経を使いすぎて疲れが出てきてしまうようです。

疲れを受けるか放つか

人混みの中で感じる疲れには二つの種類があると、東洋医学の中ではいわれています。一つは自分の気が外に出ていき過ぎてエネルギーをばらまいてしまう。もう一つは、まわりからの気を吸収しすぎて疲れる。これら二つには、その人の性質や状況により異なります。常に気を張っている人はエネルギーをばらまきすぎ、気を緩めている人は、まわりからの気を吸収して疲れるといった具合です。そのときの状況で気の使われ方が変わってくる例として、行楽地などで張り切ればエネルギーを消費しやすいし、気楽に美術館に行こうと思ったら人が多すぎて疲れるという感じで、行く場所によりエネルギーを受けるか放つかが変わってきます。

人混みで疲れにくくするために

気を受ける、放つ――どちらにしても神経を使いすぎて、ストレスや不安感へとつながっています。人混みに行くとなると、絶対に疲れるだろう……と予測してしまうとその通りになりがちです。人は生きている限り五感を使い続けます。人混みにいるときはとくにまわりを伺いながら過ごしているため、余計に疲れやすいものです。お出かけする際は、なるべく2時間おきくらいには休憩を入れて、五感を休ませ神経系をゆるませてあげましょう。ついついショッピングに没頭して歩き続けたりしないようにし、電車の人混みで疲れたら、電車を降りて少し休んでから街に繰り出すなど工夫するだけで、人混みの中で感じる疲れも軽減させることができますよ。

2015.07.13

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記事を書いたのはこの人

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Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。