“○○が無性に食べたい!”に潜む、体からのメッセージとは?

2015.07.13

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みなさんはときどき“○○が無性に食べたい!”なんて思うことありませんか? そして食べだすと“もっともっと食べたい”となかなか止められなくなるなんてことも……。これってたんなる気まぐれなのでしょうか。いいえ、じつはこれは体がある種の“メッセージ”を発していると考えられます。そのメッセージの意味をよく理解すれば、食べたいという衝動をおさえ、より健康的な食生活にすることができるようになるかもしれません。
今回はそんなメッセージについて、まとめてみました。


こんなものは無性に食べたいとき、あなたの体が発している“メッセージ”とは?

塩分の高い食品

アナタに足りていないのは、電解質。塩分の高いものを食べたいというのは副腎疲労という症状のサインで、アルドステロンというホルモンが不足している可能性があります。そのため細胞でも電解質がアンバランスな状態となり、水分不足となってしまいます。

どうすればいい?

電解質を多く含むシーソルト(海塩)をスープやサラダに加えてみましょう。またフライドポテトやポテトチップスなどは脂肪分が多く、血糖値を急上昇させてしまうので避けるように。

チョコレート

アナタに足りていないのは、マグネシウム。空腹時や疲れているときにチョコレートが欲しくなることがよくありますが、これは糖分やカフェインなどで血糖値を上げたいと感じているから。もしリラックスした状態でもチョコレートに手が伸びるのはマグネシウム不足と考えられます。

どうすればいい?

糖分を非常に多く含んだチョコレートよりも、カカオ含有率の高いダークチョコレートや純正カカオパウダーそのものをおやつも加えてみましょう。またマグネシウム不足なら、ホウレン草・ブラジリアンナッツ・アーモンド・カボチャのタネ・豆類や玄米を積極的に食べるようにしてください。

アルコール

アナタに足りていないのはコルチゾール(ホルモン)をさげること。ストレス解消やリラックスを求めてアルコールを飲む女性は、ストレスホルモンであるコルチゾールの値が普段より高くなっている可能性があります。しかし実際には、アルコールを摂取することで、コルチゾールは低下するばかりか、むしろ上がってしまい、睡眠サイクルを乱すことにもなります。その結果、翌日になってもコルチゾールが高いままで、ますますアルコールが欲しくなるという悪循環に陥ってしまうことに……。

どうすればいい?

アルコールは飲めば飲むほどもっと欲しくなる、いわば中毒性の高いものなので量を減らそうという意思が大切。お酒を飲む前に、水やハーブディーを飲んで水分補給するとお酒の飲み過ぎを防ぐことができます。またお店やお家でもノンアルコールのビールやカクテルでお酒を飲む気分はそのまま楽しみつつ、アルコールはとらないという方法も賢明です。

ちなみにこの“無性に食べたい!”というのは、大抵一時的なもので、食べたい衝動が波のように押しよせてきますが、やがてひいていきます。ですからその衝動に負けないことが肝心です。そんなときは席を立って散歩に出たり、友だちに電話して会話したり、気分転換をはかってのりきりましょう。いずれにせよ、朝昼晩と三食しっかり栄養バランスのとれた食事をすることが、体を一番いい状態にキープする秘訣です。食事内容が偏らないよう、気をつけてくださいね。

2015.07.13

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。