デスクワークはかなり危険!? 長時間座りっぱなしの健康リスクを知っておこう

2015.07.13

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オフィスでのデスクワークをお仕事としている人も多いと思いますが、長時間座りっぱなしがじつは健康にもかなりの悪影響を与えることをご存知でしょうか。その悪影響の深刻さから“喫煙に匹敵する健康リスク”とも海外では呼ばれはじめています。姿勢が悪くなるといった他にも、心臓病や糖尿病、ガンなどのリスクを高めるという指摘もなされています。
デスクワークだけでなく、ただ漠然とソファに座ってテレビを見ているというだけでも同じような悪影響が考えられます。ある調査では、


“25歳以降テレビを1時間見ることにつき、その人の寿命が平均あたり22分縮む”

というちょっと怖いようなデータもあるほどです。これがそのまま私たち日本人にあてはまるかどうか定かではありませんが、その影響は想像以上のものと考えたほうがよさそうです。

なぜ“座りっぱなし”がよくないのか?

デスクワークで長時間コンピューターに向かって座りっぱなし、というのは猫背になりやすく背骨に負荷をかけて圧迫してしまい、肩こりや腰痛の原因になるというのはよく知られていることです。しかし、座りっぱなしの状態が続くことで新陳代謝が低下し、その結果血液中の脂肪やブドウ糖が適切に除去されなくなり、さまざまな病気の要因となりうる可能性があることも知っておきましょう。たとえ定期的にエクササイズをして体を動かしていても、こうした悪影響を軽減することは難しいため、長時間座り続けないようにすることが健康のためにも大切です。

これからどんなことに気をつけていけばいい?

理想的なことをいえば、座り続ける時間を1日4時間以内にすることができれば、ガンや心臓病などになる慢性疾患リスクを大幅に低下することができます。とはいえ急激に今までの習慣を変えることは難しいですから、1日10時間座り続けているという人は、まずは1時間あたり9分減らすことからはじめてみましょう。デスクワークで座りっぱなしにならないようアラームなどで教えてくれるアプリもあるので利用するのも賢明です。
お仕事でも60分ごとに5分間席から離れ、歩くというのも効果的です。オフィスビルならフロアを歩くだけでなく、階段の上り下りをして違うフロアにいってみるというのもミニエクササイズに。とにかく座って動いていなかったぶん、体をこまめに動かすよう心がけてください。
なお最近ではこうしたデスクワークによる健康リスクが懸念され、高さの調節できるデスクも登場してきています。さすがにまる1日立ちっぱなしというのはつらいですが、数時間ごとにデスクの高さを調節したりして、立ちながら仕事をしてみることにトライしてみましょう。意外と座っているとき以上に集中しやすく、仕事もはかどることに気づくかもしれません。

今や自分の健康を守るのは自分の仕事であり、責任でもあります。一見ただ座っているだけで楽なようですが、長期的に考えると無視できない健康リスクがあることをよく自覚して、自分なりの防衛策を心がけるようにしましょう。

2015.07.13

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。