食べた人から綺麗になれる。「禁断の果実」といわれたのは栄養が豊富すぎるからかも!?

身近で食べる機会も多い、りんご。生でカットしてそのまま食べたり、ジャムにしたりアップルパイにしたり……。少し前にはりんごダイエットが流行したこともありましたね。「一日一個のりんごは医者を遠ざける」と言われるように、なんとなく体にいいイメージはありますが、実際どんな効果があるのか詳しく知っていますか?
今回はりんごの持つ素晴らしいパワーについて紹介します。


胃酸の調整

私たちが物を食べたとき、消化に欠かせない胃酸ですが、過剰に分泌されると胃粘膜を傷つけ、ひどいときには痛みを感じることもあります。ですが少なすぎても、きちんと消化が出来ず、胃もたれの原因になってしまいます。なんとりんごは胃酸が過剰な時には中和し、足りていないときには分泌を促す効果があるのです。胃腸が弱い人の味方ですね。

整腸作用

りんごに含まれる水溶性食物繊維「ペクチン」は、腸内にある善玉菌を増やし悪玉菌を減らして、腸内環境を整えてくれます。便秘解消にも有効ですし、すりおろしたりんごは下痢にも効果があります。薬での調整が難しい赤ちゃんの整腸にもぴったりです。

肥満の予防

またペクチンは、腸内で消化物やコレステロールを包み込み排泄されやすくする効果があるので、動脈硬化や肥満を予防してくれます。

抗酸化作用

美容の世界では近年注目されている、抗酸化作用。りんごはポリフェノールを多く含みます。このポリフェノールの抗酸化作用が、体内の細胞の老化の原因である活性酸素を抑えます。また、がんや生活習慣病を予防する効果もあるうえに、肌を若々しく保つ効果も!
りんごのポリフェノールは果肉にも含まれますが、皮やその下の部分に多く含まれるので、よく洗って丸かじりすることをおススメします!

体内の水分バランスを整える

りんごにはカリウムが多く含まれているため、ナトリウムの排出を促します。この働きによって、腎臓病や高血圧を予防する効果があります。また、むくみを改善する効果もありますよ。

いかがでしたか? 著作『脳内革命』で知られる春山茂雄医師も、著書のなかで「私は、おそらく日本で一番リンゴを食べている男だ」と書いているほどに、りんごの健康効果に注目しています。
他の果物に比べて比較的安価で手に入りやすいので、日常に取り入れやすい健康食品といえますね。食感や味などが異なるさまざまな品種がスーパーマーケットに並んでいますので、ぜひお気に入りの品種を見つけて、日々の健康管理&美容に役立ててみてください。

2015.05.14

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記事を書いたのはこの人

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Written by 吉原由梨(ヨシハラ ユリ)

東大法学部卒業後、外資OL、秘書職を経て、現在は都内で夫と二人暮らしのフリーライター。30代初級者。 趣味は読書、グルメ、美容と健康の研究、マッサージ巡り、人間観察etc. 自身の経験や思索、あとは好奇心の赴くまま、幅広いジャンルのコラムを書いていきます。 Twitter:@yuriyoshihara ブログ:http://yuriyoshihara.blog.jp 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子