人から嫌われずに、でもしっかり本音を伝えるための会話術
人間関係で悩む人の多くが、「自分の言いたいことを、はっきりと相手に伝えられない」ことを感じているのではないでしょうか。キツイ本音を言って嫌われたらどうしよう、という思いがあるとついつい本音を抑え込み、中途半端なコミュニケーションで終わってしまいがち。これではストレスが溜まるのも無理はありません。スマートな女子は人から嫌われず、でもしっかり本音を伝える会話術を知っています、皆さんもぜひマスターしてください!
主語は“私”で始める。
言いにくいことを話す場合は、主語を“私”で始めるようにしましょう。主語を相手や他の人にしてしまうと、その人を責めたり、批判している印象が強まります。
例えば……
「あなた、ちっとも私の話を聞いてくれないじゃないの!」
「あなたは私の考えなんて、どうだっていいと思ってるんでしょ!」
こんなふうに言い換えて。
「私が真面目に話しているのに、ちゃんと聞いてもらっていないような気がするの」
ポイントは3つの要素を盛り込むことです。それは、
・自分がどう感じているか
・不快だと感じる相手の行動
・相手の行動があなたにもたらす影響
この3つの要素が入っていると、感情的にならず、相手にも何が問題なのか伝わりやすいと言えます。
断定的な言葉を避ける
たったひとつの単語なのに、断定的でインパクトの強い言葉があります。こうした言葉を会話中に使うと、なんだか攻撃的な感じになり、相手からも警戒されてしまうので、避けるようにしましょう。
会話で避けたい断定的な言葉
・いつも
・決して~ない
・すべて、なんでも
例えば、部屋が散らかっていることを指摘されたときに、「あなたって、ほんといつもだらしないよね」と、“いつも”が入るとなんだか決めつけられたような気になりませんか? そんなふうに相手から決めつけられて、嬉しい人はいないはず。ですからこうした断定的な言い方は、避けたほうが賢明なのです。
嫌な気持ちや不快な気分は溜め込まず、その場で的確に表現する
誰かから嫌なこと、不快になるようなことを言われたら、「そう言われるのは不快です」ときちんと意思表示することが大切。ネガティブな感情を押し殺して、自分のなかに貯め込み、ある日突然爆発させても、相手にとっては何をそんなに怒っているのか、理不尽な人間だと思われるだけです。これはとくに恋愛関係について言えること。恋人同士、あるいはパートナーだからといって、嫌な気持ちを我慢することはありません。後々大ゲンカに発展させないためにも、不快な思いはその場で吐き出して、解決することです。
自分の言いたいことをすべて言ったら、相手の話にも耳を傾ける
自分の言いたいことだけをただ一方的につたえるだけで、相手の話を聞かないというのはフェアじゃないし、建設的ではありません。お互いより良い関係を取り戻すためにも、自分の言い分だけまくし立てるのではなく、相手の話もきちんと尊重して聞くことが大切。
最後に、多くの女性が自分の意見や本音をストレートに表現することはよくないことだと、心の底で思っているようです。でも自分の本音や思っていることを、マナーを守ってきちんと表現することは悪いことではありません。これからはもっと自信をもって、自分の本音をスマートに主張できるようにしてゆきましょう。
▽ 参考記事(海外サイト): 4 ways to say what you really think without people hating you