知らないと恥をかく! 間違えやすい敬語と正しい使い方
新社会人の方はモチロン、ベテラン社員になってもうっかり間違えてしまいがちなのが日本語独特の「敬語」。今回はそんな間違いやすい敬語をいくつかピックアップ!
ビジネスシーンではもちろん、日常生活の中でもうっかり恥をかかないために、間違えやすい敬語と正しい使い方をしっかりマスターしましょう。
「申し訳ございません」「すいません」
仕事上の付き合いでも、ちょっと親しくなってくると使ってしまいがちなのがこちら。
A: 「頼んでいた資料、1セット足りなかったよ」
B: 「あ、すいません!」
▽ この場合、Bは「申し訳ございません!」というのが正解です。
親しい上司やお客様でも、常に「申し訳ございません」を使うように心掛けましょう。
「おつかれさまです」「ごくろうさまです」
社会人になると良く使うのがこのフレーズ。会議室や商談会場などで同僚や上司、取引先と顔を合わせた際に、挨拶代わりとして頻繁に使用します。
その時に気を付けたいのが「ごくろうさま」。「ごくろうさま」は基本的に目上の人が目下の人にかける言葉。上司や取引先に対してうっかり使ってしまわないように気をつけましょう。
「かしこまりました」「了解しました」
こちらも間違いやすい敬語のひとつ。
A: 「明日の13時から会議室の予約をお願いします」
B: 「はい、了解しました!」
▽ この場合、Bは「かしこまりました!」というのが正解です。
「了解しました」も正しい敬語のように思われがちですが、「了解」は基本的に目上の人が目下の人に使う言葉なので気を付けましょう。
「お掛け下さい」「お座りください」
商談や打ち合わせの際に気をつけたいのがこちら。商談なら立った状態で挨拶、名刺交換をすませた後は着席していざ商談がスタート。訪問された側の場合、起立しているお客様に対して着席をすすめるひと声が必要ですよね。
その際は、
「どうぞお掛けください」「どうぞお掛けになってください」
というのが正解です。「お座りください」は完全にNGではありませんが、目上の方に対しては少し失礼な印象があるので、「お掛けください」を常用するように心掛けましょう。
「勉強になりました」「参考になりました」
最後は落とし穴的なこのフレーズ。
「今日のお話は大変参考になりました」
「このプレゼン資料を参考にさせて頂きます」
など、あなたは普段使っていませんか……?
実は「参考になる/する」というのも目上の人が目下の人に対して使う言葉。
正しい敬語を使いたい場合は、
「今日のお話は大変勉強になりました」
「このプレゼン資料で勉強させて頂きます」
と、「参考」ではなく「勉強」を使うのが正解です。
いかがでしたか?
意外と知らない敬語の世界。ちょっとしたことですが、気にする人は気にしますし、場合によってはお叱りを受けることも。正しい敬語を使いこなせることができれば、社会人としての自分にきっと自信が持てるはず。
「しまった~! 今まで間違って使っていた……」というアナタは今からでも決して遅くありません。早速今日から正しい敬語を使いこなして、しっかりモノにしたいですね。