友人代表スピーチを頼まれた! 慌てずゆっくり準備をして、お祝いの気持ちを伝えよう!

まだまだ寒い日が続きますが、これから春に向けて結婚式が増えてくるシーズンですね。
皆さんの中には、お友達の結婚披露宴でスピーチを頼まれている方もいるのではないでしょうか? 初めての経験だと「えっ、どうすればいいの!? 何を話せばいいのかな。大勢の前できちんと話せるかな……」と戸惑う人も多いと思います。でも、せっかくのお友達の晴れの舞台に自分が参加できるのは嬉しいことですから、気持ちよく引き受けて、事前にしっかり準備をしておきましょう。
スピーチを考えるうえでの基本的なポイントを以下にまとめました。


スピーチの長さ

あっという間にスピーチが終わってしまったのでは、少々そっけない印象をうけます。あなたのスピーチを楽しみにしてくれていた新婦も寂しいかもしれません。かといって、あまりに長すぎては聞いているほかの出席者が退屈してしまうこともあります。
スピーチの長さは、3~5分が適切でしょう。

スピーチの内容

1:新郎新婦および両家の親族にお祝いを述べる

まずはここからです。高砂と親族席に目線をやって、しっかりと心を込めて話しましょう。

2:自分の氏名、新婦との関係を述べる

同僚、学生時代の友人など、新婦との関係を説明しておくことで出席者の方がスピーチを理解しやすくなります。

3:新婦との思い出

披露宴のスピーチには、新婦の人となりが分かるようなエピソードが好まれます。一緒に何かに取り組んだ話、楽しかった思い出など、新婦の良い人柄が表れている話はとても喜ばれるでしょう。親しい友人ならではのユーモアの効いたエピソードも和みますが、くだけすぎたぶっちゃけ話はふさわしくありません。あくまでも正式なお祝いの席なので、親族や上司など目上の方が聞いても不快でない範囲にとどめましょう。

4:改めて、お祝いの気持ちを表現する

最後に、友人として心からの祝福と、幸せを祈る気持ちを伝えて締めくくりましょう。

注意する表現

「忌み言葉」という縁起が悪いとされている言葉があります。別離を連想させる「切れる」「別れる」「離れる」、再婚を連想させる「繰り返す」「再び」、死を連想させる「消える」「滅ぶ」、同じことを繰り返す重ね言葉「度々」「いよいよ」など案外たくさんありますので、本番までに必ずチェックしましょう。

いかがでしたか? これらの点に気を付けて準備をし、当日は心を込めて話せばきっと新婦に喜んでもらえるでしょう。大勢の前で緊張するのは当然ですので、流暢に話せなくても気持ちが伝われば大丈夫です。新婦にとってもあなたにとっても素晴らしい思い出の日になりますように!

2015.03.21

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記事を書いたのはこの人

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Written by 吉原由梨(ヨシハラ ユリ)

東大法学部卒業後、外資OL、秘書職を経て、現在は都内で夫と二人暮らしのフリーライター。30代初級者。 趣味は読書、グルメ、美容と健康の研究、マッサージ巡り、人間観察etc. 自身の経験や思索、あとは好奇心の赴くまま、幅広いジャンルのコラムを書いていきます。 Twitter:@yuriyoshihara ブログ:http://yuriyoshihara.blog.jp 写真撮影ご協力:青山エリュシオンハウス 撮影者:福谷 真理子